地球の上で
会ったことのある人が愛しいのだと
ずっと思ってきました。
会ったことのある人が近しいのだと
思ってきたのです。
けれど 少し違うような気がするのです。
見えない誰かや 会わない誰かが
この同じ世界に在るものとして
大切な存在なのだと気付きます。
そして 愛しいと知りました。
肉体に宿る個としての 霊(たましい)も
隣りに在る 霊(たましい)も
何処かで存在する 霊(たましい)も
全ては同じ
全ては1つなのでした。
あなたが嬉しいと 私は嬉しいのです。
あなたが哀しいと 私も哀しい
あなたが苦しければ 私も…。
当たり前に そう思います。
胸の痛み 心踊ること
全ては ただ感じ
味わうために在るのだけれど
その感情に 溺れそうな時
その感情に 押し潰されそうな時には
手を伸ばし 助けを求め
誰かの手を掴んでください。
そして 心を重ね
自由にし 軽やかに解き放ち
共に 高みへ
共に 安らぎへ…。
1人では 難しいことも
2人なら 確実に
3人なら 容易く
4人では 当たり前に
5人なら 次の人へ…。
そして10人になり
100人となる…。
始まりは1人でも
大きな流れとなります。
・・・全ては1つなのですから。
その世界に在って
一部であることが喜びだと気付きます。
心配や不安を描く
思考に迫られる時には
明るい光のように
コロコロと笑って吹き飛ばし
喪った過去の
宝や栄華を追い求める思考なら
共に 降り注ぐ雨の滴に濡れながら
在るものを数えます。
1人では 見えないことは
2人なら 見ようとし
3人なら 見つかります
4人になれば 見えていて
5人では そこに在るものとして伝えていける
・・・
そうして この世界の隅々は
明らかに 清らかに澄みきって
速やかに為されます。
それは自然に
ただ 在るものとして
そのままに
見えない程 僅かずつ
確かな程 軽やかに
あなたのことを包みます。
それは愛
あなたの内から溢れ出る
愛
降り注ぐ
全ての恵みから来る
愛 なのです。
その愛を手放さないで
いてください。
その愛に包まれることを
恐れずにいてください。
この世界の
同じ星の片隅で
あなたの幸せをお祈りします。
mary