誰かになれる訳ではないから
一人の人として 自分として
《あなた》や《わたし》を
生きている…。
・・・それとも
《あなた》として《わたし》として
生かされている…？
別の何かになろうとしたら
不自由なようだけど
自分になろうとするなら
これ以上 自由なことはないかもしれない
＊＊＊＊＊＊
誰かのようになりたくて
自分を投げ出してしまいたくなったら
思い切り上を向いて
自分が何者だったのか感じてみる…。
他のものになりたいなら
それは 他のものを
真似るしかないのだろう
けれど その途端
どんなに頑張ってみても
誰かになることはできなくて
一番にも 唯一にも
なることはないだろう
自分として生きる為に
生まれたのだから…。
今日の日を
台無しにするのは
きっと 自分になるのを諦めた時
なのかもしれない
でも もし それが今日だったら
チャンス
なのかもしれない…？
今日が
自分を生きる
始まりの日 かもしれないのだから
自分が気付いた 今その時が
チャンスなのかもしれない
そして それは
人生に何度も訪れはしない
大切な分岐点なのだろう
・・・・・・・・・・・・・・・・・
《自分になっていく…。》
それは 可笑しなことのようだけれど
初めから 自分を自覚して
自分になれる訳ではない
本のページをめくるように
一つずつ
自分の欠片を見つけて
面白がって
『へぇ～。そうなんだ。』と
眺めて
時々 途方に暮れるようなことに
出逢ってしまっても
それは 経験する為に用意された
大切なイベントなのだから
大きな出来事によって
日常には居ない自分を 発掘していく
そんな時
自分には意味も知らされず
組み込まれた
細胞の一つ一つが泡立つように
始まりからの
記憶の断片を見るかもしれない
何気なく 無自覚に
自然に行っているけれど
自分の中から
自分を磨きだし
掘り出し続けるしかない
日常には 見つかり難い
いつもと違う 自分の知らない横顔
困難な時や 思いがけない時に
浮かんでくる 輝き
チャンスは
そう何度も来ない
チャンスの神様には
前髪だけしかないらしいから
小さな自分や
情けない自分etc.
好きになれそうになくても
取り敢えず 掴んでしまう
それから その先に
進んでいけばいいのだから…。
理由を探したり
責めたててみても
浮き上がった自分の横顔は
消えて無くならない
自分しか知らない 自分のことを
思い切り愛してみよう
誰かでなく
自分が 自分の全部の扉を
開いていけばいい
どんな自分の横顔も
唯一の あなた（わたし）の輝き
自分として生かされて
喜んで 愛していられたら
今日は 一番新しい自分と一緒に
生きられる…かもしれない
今年の夏 暑い日は
短いかもしれない
いつもと違う 何かを感じて
自分の輝く横顔を 発掘できたら…。
唯一の存在の自分は
また一つ豊かになっていくだろう
暑さの中で
あなたが幸せでありますように…。
mary
