あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙・きっと大丈夫

夜の闇の中、大きな風が来ています。家がきしんでパキッ、メリッっと音をたてます。

 

…風速6メートル。

大したことはない筈なのに、時折ドゥォワァーッと音がして風が大きく唸ります。

何処からか何かを運んで来た風が、まるで出逢うものに何かを与えるように何度も渦をまくように此所を通り過ぎて行きました。


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運ばれた世界

私の外側にできる他者の世界。

私の内側に広がる私という世界。

私の中の深い根底からの世界。

微妙なバランスを取りながら繋がっていく。

そこで出逢えるものは何なのだろう。

 

例えば、今日行きたくないところに行く。と決めたとして。

落ち着かない気持ちで息苦しく感じるのは、過去に経験したことを記憶の中で反芻して不安を感じているから❔

心の奥がざわざわしてどうしようもないのは、何事か危険を知らせているから❔

 

目の前の現実の出来事に対して、自分自身を合わせられずにウロウロする時があります。

そんな時、障害を作るのが自分の内側の感情です。自分が作っている《嫌》は不快、不安、etc.が集まった気持ちです。私の内側の自分の中で作り出した気持ちです。

そして、自分の感情と他者の創る世界の出来事とを結びつける判断をするのも自分が行う行為です。

意外に《嫌》なことを思い浮かべるのは容易くて、それにつれて、感情もどんどん大きくなります。

 

それでも現実には『行く』という行為を行うのです。大したことでなかったら止める選択肢もあります。が、行うのであれば、今度は気持ち(感情)を整えていかなくてはなりません。

 そんな時、何処からか……何となく感じるイメージがあります。

「今日が終い。」もうこの気持ちを持つことは今日で終わり。と、心の奥深くから声がする気がするのです。

行ったら、終わりにできる。そう思いを直してみます。

“そこにその時行かないと変わらない現実を

その場所に行って変えていく。”

そのために、行ってみます。

 

行きたくない気持ち。

自分を守ろうとする気持ち。

会いたくない人のこと。

内側の感情をみんなそのままにしてベールをかけるように優しく包む。

穏やかに整えた自分に近づいて、外側の私ではない世界に触れていく感覚です。

 

全ては初めて会った日のように新しく出逢う。それだけで変わっていく内側の私。

 

今日終わりにして

今日変えていきます。

 

『こんなに高い階段にしなければ良かったな。』自分で高く積み上げてしまった言い訳や何かのせいにしたことを眺めるように、心の中で呟きます。

『今だからこの高さの階段の一歩を越えられる』とも思います。

 

自分の奥と内側と外側の精一杯を有りの侭受け入れていく練習中です。

 

そうしていると、傷の痛みを抱える自分を思い出し、私は自分を何から守ろうとしていたのだろうと考えます。

 

外側は私ではない他者の世界。何者も痛みを与えることはでき無いのです。そう気付いたら、外側に起こることが刃となって私を切り刻むことは起こらない。ただ、自分が自分の内側で痛めつけるか、大切に扱うか決めるだけでした。

守る必要は無かったのです。

気をつけるのは、外側の世界に起こることへ自分が持つ感情を選ぶことでした。 

もう大丈夫😊✨

 

身体の中に蠢く気持ちをいっそ吐き出して

一から始めます。

嫌なことだから《嫌》の中身を見つけます。

嫌なことでなくするために次の瞬間に出逢います。

新しい自分になれると信じられるから《嫌》な場所にも今日は出かけてみます。

 (*今大切なことだけ行います。)

 

どうしても、その場所に呼ばれるのなら導かれる役割があるのかもしれないです。役目を果たさない限り終わらない、そうして目の前に起こる出来事に向き合うのです。

昨日の今日はもう終いました。

今日の今の中でできる精一杯を始めます。

 

不器用な、言葉にすると違ったものになるような気持ち。

でも、風の強い日に感じたことをあなたへ手紙にして伝えてみます。

 

あなたが幸せなことを祈ります。

 

mary