身体への期待から
以前、ある鍼灸師の先生に言われたこと。
「痛いところや不調なことは誰にもある。けれど、痛みや不調が有っても日常を送れる状態は健康なのです。」
何故か若かった私には厳しい一言だったのを覚えています。
どうしたら✨ハツラツとできるのか。
この日々の不調に耐えられるか。
藁をも掴む思いで施術してもらっていた私には素直に聞くことができなかったのです。
幼い日から痛いところが無い、元気が溢れているなんて感じる日は数える程しかなかったのです。咳が出始めると気管支炎や肺炎で病院に通いました。それから少し成長すると、よく貧血を起こしては通学途中の駅で休ませてもらいました。
病院で注射をしたり、薬を飲んだりして動けても、元気になったと感じることはありませんでした。
今の暮らしの中で
今、私の周りの人達は 忙しく生活しています。本当にいろいろなことを手際よくやっていて尊敬します。
そんな時、自分を比較して残念な気持ちになります。時折ため息をつきながら疲れやすい体や敏感過ぎる気持ちを責めてしまうこともありました。
それでも今は、日常生活を送るのに薬を飲まないと動けないようなことはありません。
前途の鍼灸師の先生は、もう地上にはいないので、空から
「あなたは健康なんですよ。」
と、言っている気がします。
自分の体の強さ耐久性に合った生き方をすることにやっと最近気付いたのです。
人の人生はその時その時、各々で良いのだと最近思えるようになりました。
未だ、時々自分の身体の調子に注意するのを忘れて、無理をして体調を崩します。
そんな時は身体に相談して何が必要で、何が要らないか加減をしてみます。
健康に恵まれた幸せ
体が敏感なことで痛みを知ったから出逢った幸せ
みんな違った幸せを感じられるように
各々の人生が恵まれているのだと思います。
今日のあなたが健やかなことを
同じ空の下からお祈りします。
以下は過去の記事です。読んで頂けたら幸いです。
marymateria1113.hatenablog.com
mary