あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙・時間

使い道

人は最期の日に向かって生きていきます。

命という大きなエネルギーを使って

ある時は燃え盛る炎のように命を燃やし

ある時は消えそうな灯火になって

またある時は命の炎が燃えたいのか

燃えていていいのかと迷ったりして

長い…。短い人生の命を使って生きていきます。

 

もし突然、病院で

「あなたの余命は〇〇月です。」と言われたら

その〇〇月をどう使うのか…。

不謹慎かもしれないですが

時々そんなことを考えます。

その前に

寿命の考え方も各々なので

私の場合…。と言うことです。

 

ずっと続いていくと錯覚する日常は

良くも悪くもずっとは続いてはいかないと

ある時期から感じています。

ある日、体調が悪いからと受診した病院で

「検査の結果〇〇病です。治療しなければ

    〇カ月もたないでしょう。」

そう言われたのはパートナーでしたが

今でもその時のことを思うと

身体の中で痛みが渦を巻きます。 

・・・・・・・

さて、病気が発見された時のことが頭をよぎるのは

たぶん  痛みを感じる為ではありません。

この生きている時間《命》を

《今》どう使うのかを考えている時に

その時のことを痛みと共に思い出すのです。

 

永遠と思える時間にいるという錯覚の中では

見つからない答えが在るのだと感じます。

 

日常を生きる時

誰も声には出さないですが

息ができない程思い詰める時があります。

そんな日には平均寿命を考えるのを止めてみます。

これから先の何十年分の時間に起こる

・・・かもしれない 心配を

背負って俯くのは

明日から…。

明後日からにしてみる勇気が出てきます。

 

旅行に行こうと思うかもしれない

会いたい人に会いに行ってしまうかもしれないし

愛する家族と過ごすのかもしれません。

・・・・・

普通の日常を暮らし続けていたら

元気でいる時には我が儘に感じることや

許されない環境があります。

だから

1日だけの優先順位をつけてみます。

取り敢えずこの命を

今、明日に繋げてみることに使うだけです。

明日までしか時間が無かったら

何が一番大切か感じられることがあります。

 

「愛しています。」

そう告げているかもしれません。

 

許せない人に笑顔を向けるかもしれません。

 

「幸せになるためにあなたは生まれて来たのです。」

そう伝えるのかもしれません。

 

数十年の時間の中では滲んでしまうことが

1ヶ月、1週間、1日ならハッキリします。

限られた時間を使ってみようと考えるから

できることが

やっておきたいことが出てきます。

どんな自分を残すのかは人各々だからです。

 

単純な思考

心の中で  頭の中でイメージするのは

どんなことですか?

其処から自分以外の人や考えを除いてみます。

過去に有ったことを除きます。

未来にみるものを消していきます。

残ったのは自分

そして、今です。

 

自分をどう使いたいか。

今の時間をどう使うのか。

決める時、選ぶ時には

自分と今のシンプルな思考が助けになります。

 

全てが自分

そうやって想像の世界を膨らましたら

今できることは限られます。

自分ひとりのできることは限られます。

 

もし、それでも足りないと思った時・・・

イメージの中に他の何かがないですか?

 

時間もお金も品物も健康も全てが十分足りていく

なんて妄想💦?空想💨?してみます。

 

今日のような日は

ゆるんだ空気を感じます。

お日様の光は薄くても

この空気のように  心もゆるむのを感じたら

思い出してみてください。

張り詰めて永遠の日常を感じる自分

明日までの限られた時間を生きる自分

どちらも素敵✨✨✨な自分なのだと。

 

今にも泣き出しそうな空を見上げて

来客を待ちながら

遠くの空の下にいる

あなたが

幸せでありますように。そう祈ります。

 mary