あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙・維持

肉体を維持していくことは

私にとって幼い頃から課題?

の1つだったようです。

 

それは…。

保育器に入れられる程小さく生まれて

直ぐに肺炎を患って

明日をも知れない命だったという

覚えてはいない始まりの時からのこと。

母から

「大人になるまで生きられないかもしれない。」

「生命線が短いから30才まで生きられない。」

そんな呪文のような言葉を聞いて育った日々。

 

もの心ついた時には

小児科に毎日のように通って

吸入をしたり注射をしていました。

何の疑問も持たずに

長い間沢山の薬剤を取り込んで

普通に暮らせるようにしていました。

 

遠い昔の話しです。 

嘘になった呪文も

今は笑い話です。

 

今は薬を飲まないで

体調を維持できるようになりました。

 

 

そして…課題はずっと続いていくのです。

きっとこれから

年を重ねていけばいくほど

コントロールする部分は広くなります。

 

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それでなくても

体にはいろいろなことが起こります。

 

くしゃみをしたり

身体が熱かったり

背中がぞくぞくする

お腹が痛む

目が痒い

etc. 

身体が何か伝えようとして

サインを出しているのでしょうか?

注意深く耳を傾けて

今は身体からのサインを読み取ります。

 

新しい場所に行くときや人混みで

緊張して頭が痛くなったり

お腹が痛くなったり

気持ちが悪くなったりして

『困ったな💦』なんてことも 

乗り物酔いや貧血を起こすのも

体が弱いから。

そう思うだけにしないで

・・・・・・・

もしかしたら…感覚が

知らぬ間に自分を傷付けてしまっている?

体が受容しきれないのかも?

今はそんなことを感じます。

 

少し前までは…。心に起きている状態と

身体の機能が上手く使えないのと

結び付いてしまって

健康を維持できなかった?

そんな風に感じています。

 

火事場の馬鹿力 

時として

自分の役割を果たすため

不眠で居られる時があります。

弱い筈の身体には叶わないことを

やり遂げられることがありました。

 

それは人から見えるような

派手で大きなことではないのです。

日常でおこる大切なことを止めずに

続けていられるように

十分な強さを発揮してくれるささやかなこと。

体が弱かったらできないようなことも

できるようにしてくれる

頑丈な部分もあるのだと知りました。

 

役にたてることができたら

ほっとすることもあるのです。 

 

自分の持っている可能性が

体の維持という課題を助けるものとなるように

与えられた身体のことを

大切にしたいと思うようになりました。

 

そして

思ったことを叶えてくれる身体には

「ありがとう。」そう

ちゃんと感謝しようと思います。

 

はじめから思い込んでいた《弱い》という

身体の調子。

今も体を使いこなす程ではないですけれど

せめて

今日在ることに感謝しようと思います。

 

自分も他も責めないで

笑っていようと思います。

 

思う通りの今日でなくても

今が在ることを幸せに感じます。

 

そして

白い月を見上げて

あなたの幸せをお祈りしています。

mary