あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙・見つめられること

眼差し

人は…

《自分を大切に見つめてくれる目が有る》

それだけで

どれ程生きる支えを得られるものなのかを

この頃とても感じるようになりました。

 

人生の中で暖かい目で見つめられて

その時間から知らずに貰っていた

自信や安心や張り合い

何よりも

生きていて良いのだと言う気持ち…。

沢山のものが詰まった眼差しをくれる人が

たった一人いるだけで

人生がどれ程豊かになるかを感じているのです。

 

**********************

 

この人生で出逢った  特別な

暖かく見つめる目を持った人

 

その人を失った日

全てを失ったように感じたのは

その見つめてくれる眼差しがなくなったから

生きるのが辛くて苦しくなったのだと

やっと気付いた気がします。

 

自分のことを

あたたかく見つめてくれた眼差しに恵まれて

その人へ  私からも長い間

眼差しを向けることが許されていたのです。

その両方を一度に失って  あの時は

どう生きていけば良いのか解らなくなりました。

 

何があっても一番の味方でいてくれる

味方になると思える人が逝ってしまって

私は何処にも居場所がなくなりました。

安心して居られる場所がその人だったから

失って何も無くなってしまったようでした。

何日も何日も苦しくて

虚しい時間を過ごしました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

居なくなった時間から沢山の学びが有って

沢山の気付きがありました。

 

そして  今、また一つ教わった気がします。

 

見つめる目を持って生きることを

失ってはいけないのだと…。

自分を見つめてくれた

あたたかい眼差しを知っている私は

その眼差しと共に在って

これからはその眼差しを

誰かに向けていけるのです。

見つめてくれる眼差しは心の中に確かにあって

穏やかな眼差しが今も私に

勇気を与えてくれています。

 

生きる時間を

見つめる目になっていきたい

そんな風に感じています。

 

見つめられるより見つめることを

願える私で居られるようになりたいと思います。

 

ずっと長い間  いつの時も見つめ続けるのは

無理かもしれません。

必要になった時  側に居たら

できることの一つが

あたたかい眼差しで見つめること。

だったら良いと思います。

 

人間だから

知らない間によそ見をしたり

忘れてしまったりするかもしれません。

それでも

出逢った時には見つめる人としても

生きる時間を使いたい。

そう思えるようになりました。

 

いつか

親しい人を失った愛別離苦

誰にでも起こること。

その時間が有ったから

震えるほど感じることがあるのです。

 

時々投げ出したくなりながら

そんな自分も赦せなくて

苦しさに溺れながら居るしかできなかった。 

自分の人生に在ると思った

何かを失うことは

私にとってそういうことでした。

 

体験した人がその人として暮らしながら

答えになることを見つけていくしかないように

私が体験したことから恵まれた答えの一つは

 

見つめてくれた人のような眼差しを持って

生きたいと言う思いです。

 

亡くしてしまったと思っていたものは

本当は  より近くに在って

前より(生きていた時より)もっと大きくなって

見守ってくれているように感じます。

妄想💦?空想💨?だけど私には感じます。

 

 
f:id:hinatamary1113:20180303084322j:image

ヒヤシンスの花が咲きました。

ヒヤシンスはヒヤシンス。

あなたも私もそのままで

そのままの

あなたの幸せを

同じ空の下から祈っています。

mary