あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙・見えない光

お返し

《天に宝を積む》

十代でこの言葉を知りました。

 

“人の目に触れないように善いことを行う”

 

右の手で行う善行を左の手に知られぬように

…それは口で言うほど簡単なことではありません。

人の目に触れるようにする善いことでさえ

今の私には難しいのに。なんて思います。

 

天に宝って…。

自分の積んだものなのに  何なのかわからない

どれ程の宝を積んだかも見ることはできなくて

在るか解らない天という不確かな場所を

在ると信じて  確かに思い描くこと

妄想💦?空想💨?から始まります。

 

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生きている間の行いの結果は

行った分の報酬を金銭で得たり

何らかの形で社会に認められたり

豊かさが目に見える形になって現れます。

豊かさは…なんと、幸せに直結するのです。

 

それは人の社会の中で起こることです。

この世界では当たり前に在ることです。

それは解りやすくて  やる気が出ます。

 

天に宝を積むのは…。

実は  そんな暮らしから遠く離れた

報酬や認められることに結びつかない

この世界での身返りとはまるで関係ない

ことなのかもしれないと

何となく思うのです。

 

天に宝を積んでいる

今まで、そう意識するのは

実は困難な状況にある時でした。

歯をくいしばるほど辛い時

泣くこともできなかった哀しみの日

逃げ出したくても飛び出せなかった場所

そんな時に  

在るかどうかもわからないけれど

《天》に宝を積んでいるのだ。と思うと

自分を支えられました。

 

・・・けれど  最近

日常で  幸せを感じている時程

天に積む《宝》に

意識が向いて心が動くようになりました。

 

宝を積むことは 

幸せを分かち合うことに

似ているような気がするのです。

 

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この世では

誰の目にも触れないけれど

確かに在って 

自分自身が知っていること。

この目にしか見えないことが

沢山あります。

 

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確かなこと

目に見えない

思うこと  考えることは  いつか

みんな形となって現れてくるような気がします。

だから…。私の見つめる

《天》は確かに何処かに在るように感じます。

細やかなことを行う

現在進行形の真っ最中です。

 

そっと静かに穏やかに

誰かの目には映らないことを見つけて

小さな小さな奇跡✨✨✨の山を

天に積んでいくのです。

この世界でのお返しも嬉しいけれど

それだけでは天に宝は届かないのかもしれません。

 

宝物

思い浮かぶのは

みんなが微笑みあっている瞬間です。

勿論一緒に私も笑っています。

妄想💦?空想💨?の時間です。

 

宝物として積んでいくのは

私にとって  誰かの為に命を投げ出すような

大きなことではありません。

 

誰かに笑顔を向けたり

相手のことを思いやったり

人に席を譲ったり

そして何より 

自分のことを大切に扱うこと

ほんの細やかな出来事に心を込めて

ただ目の前に在るものに

気づくことから始まるのかもしれません。

そんなことが  できたら良いと思います。

 

今は細やかに感じることも

この先にある出来事に秘められた

奇跡✨✨✨の種を天に届けて

どんな花が咲きだすのかを

楽しみにしてみたいと思います。

そして

私は此所から

あなたの幸せをお祈りします。

 mary