あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙・story

本📖

物語に飲み込まれていく感覚を知っている人は

沢山いるのではないでしょうか。

読みながら集中していく中で

物語にのめり込んでいくことがあります。

その物語から離れられなくなっていく感覚です。

勿論読んでいる間に限ったことです。 

 

今迄にも  幾つものストーリーに引き込まれ

物語を追いかけました。

まるで本当に現実に起きているのかと思うほど

リアルに世界が広がっていくのです。

 

それは時々現実に起こることの意味を

読み解いていく助けになります。

あんなに悩んで居たのに  呆気なく府に落ちる

そんな瞬間を何度も何度も経験しました。

形…温もりが有るもののように

何かが迫ってくる感じです。

 

次の何かを知る為に用意された物語のように

読まずには居られないまま

現実と錯覚するくらい鮮やかな映像になって

引き込まれていくのです。

妄想💦?空想💨?そうだとしても

余りに切羽詰まった感じがします。

 

本を読んで今出逢うために在るとしか思えない 

総毛立つような感覚を覚えるようになったのは

何時の頃からだったのでしょうか…。

今はもう覚えていません。

 

ただ引き込まれていく感じが好きです。

 

或時期には寝食を忘れて

生きる意味を探しました。

この社会の理が知りたくて触れた本もありました。

いつも扉を開けて   古を生きた人の言葉が

流れ出してきます。

 

そして  最後には『これでいいのだ』

そう言われているように感じるのです。

時が過ぎても  また本棚から出してきて

読み返します。

 

以前とは違うことが  また溢れだして

夢中になります。

知ることは私にとって喜びに繋がっていきます。

訳もなく涙を流したり

強い感情が湧き上がって来ることも

勇気を貰えることだってあるのです。

 

本に出てきた場所へ

突然行きたくなることもありました。

そんな時は

その本と一緒に出かけてみます。

とっても強い味方になってくれました。 

 

私の人生には本との繋がりが

欠かせないものになったけれど

自然に触れたり

人と触れ合ったり 

映画

音楽 

SNS

ワークショップやいろいろなものが

心に呼び掛けて  生きるのを助けてくれる

のかもしもしれません。

 

そうして  生きていることを感じて

今日の日を過ごせるのかもしれません。

自然に笑える日が来るかもしれません。

 

あなたが一瞬の幸せを感じていますように

遠くから  あなたの幸せを

お祈りします。

mary