一期一会
今日が最初 初めて逢った日のように
今日で最後 もう二度とこの私で
目の前の世界には逢うことが無いのだと
知らされて 生きるなら
それは とても幸福で満たされた瞬間です。
何かに出逢うということには 定まりに似た
何か大きな力によって導かれていくような
言葉では説明のできないことが
あるように感じます。
それを私心が 居たたまれずに抗うなら
例えば
困難を目の前にして逃げ出したら…。
一旦辛いことが去ったように感じます。
でも忘れた頃に 今度はもっと大きくなって
分かりやすい 痛みと共にやってきます。
向かい合うしかないような窮地となって
再び目の前に現れるような気がします。
目の前に起こることを受け入れたら
何かが始まるような気がします。
『嫌だな~』 『困ったな~』
と思うような出逢いも 仕方なく
『そうか。そうなんだ。』
そう思い直して
取り敢えず始めてみると
痛みや苦しみの中に
ほんの少し
ワクワクしたり
ウキウキすることに
出逢えるかもしれません。
・・・そうやって 小さなことでも
大袈裟に喜んでみたいのです。
痛くて苦しい時だから
小さな悦びも1つ2つ…。と数えます。
そうしていると
小さかった悦びは 次の悦びを連れて来て
また嬉しくなるようなことが起こります。
もしかしたら
空から 悦んでいる姿を見つけて
悦びの種がやって来るのかもしれません。
一度しかない奇跡の出逢いが
悦びだったら 素敵です。
その悦びは
また次の悦びの出逢いへと向かいます。
だから 次の約束はできないけれど
今 出逢えた奇跡を思い切り悦びます。
初めて会った時のように出逢います。
もう会えないかも知れないから
大切にして別れます。
あなたに会えて幸せです。
あなたが幸せでありますように。
そっと お祈り致します。
mary