愛って…。
《愛》って何？
以前 そう聞かれた事がありました。
その時にはまだ 言葉にはならなくて
上手く答えられなかったのを覚えています。
あれからずっと
答えを説明できる言葉を探して
伝える方法を考えているのです。
その時その時に依って
相手に伝わる言葉も
方法も違う気がします。
一通りではないのだと思います。
例えば《愛》は 花ように美しく
香り高いもののような気がします。
ただひた向きに咲いていて
命の限り花として 見る人にその姿を与え
香りを与え その全てで辺りを明るくします。
例えば《愛》は熟した果実に似ています。
食する人はその美味を甘受して
その養分を血や肉へと変え 生命とします。
愛は形の無いものです。
似ていてもどれもが同じではありません。
いつも変わり続け 成長し続けます。
あなたが誰かに想いを贈って
受け取った人が居たら その人は
あなたの内に存在するようになるでしょう。
あなたも 愛を贈った相手の内に
存在するようになるでしょう。
互いの内側（心の中）で大切に育て合い
いつか想いが重なって
認め合えるようになったなら
そこに愛は存在すると思います。
互いを尊重し 育て合い
大切に思い合う…。
その全てに愛は潜んでいると思います。
『愛してる』そう伝えられたら
分かりやすいと思います。
けれど、伝えられなくても 心の内に
愛はちゃんと存在します。
相手に伝わる方が 愛は大きく広がりますが
そうでなく 遠くから幸せをそっと祈る
愛が 有ってもいいと思います。
神への愛
仏への愛
自然への愛
親が子を思う愛
子が親を思う愛
夫婦の愛
兄弟愛
師弟の愛
友への愛
男女の愛
動物への愛
植物への愛
etc.
関わりの中に 思いやりを持って
触れ合いながら大きく広く育っていく思いは
愛なのだと思います。
それはあなたの内側に。
あなたが暖かい想いを贈る相手の内側に。
じんわりと 育ちます。
大きく広がって 今度はあなたを
周りの人を育てていきます。
選ぶのは自分自身。
自分から送り出したことは
必ず自分に返ってきます。
愛も同じ。
誰かを大切に ただ思うこと。
誰かに自分の一部を与えること。
誰かの明かりになること。
誰かに愛でて貰うこと。
誰かに会えて良かったと思うこと。
誰かの一部となって生きること。
誰かの中に生き続けること。
どれか１つでも できたら素敵です。
あなたの思い描く 《愛》は
どんな感じですか？
みんな違って良いのだと思います。
あなたの描く素敵な愛に
満たされますように。
それは誰かが満たしてくれるものでなく
あなたが満たし送り出すものです。
朝の冷たい空気の中で 雨音が響きます。
あなたの見上げる空が
穏やかでありますように。
あなたの幸せをお祈りします。
mary
