あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙・希望



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あなたが笑っていてくれること

それが私の希望の光。

 

 

望み

地上に生きる全ての命に 

限りが有るとして

その日が  何故今日なのか…。

誰もがその答えを問いたくなります。

 

遺されたものは 

哀しみや喪失を抱いたまま

いずれ死が訪れるその時まで

答えの出ない問いかけを

し続けるのかもしれません。

 

人の力の及ばない 

最期の刻になって分かること。

そうなのかもしれないと

ずっと思い続けています。

 

その時スッと  向こう側に渡れたら

・・・幸いです。

 

 

 

遺されたもの達は

まだ渡れぬ向こう側に居る 

大切な人の影を

思うことしかできません。

 

できるなら  生きている間にできること

生きているからできることを

見つけながら時間を過ごせたら  幸いです。

 

 

いつの間にか

残された時間を生きる  一人ひとりには

役目が有るのだと思うようになりました。

 

そう思えたら  心が軽くなりました。

生きるために必要な

希望の光に似て見えます。

 

その役目は  世界を動かすような

大きなことばかりではありません。

 

隣の人の手を握るような

ささやかな役目があると感じます。

 

ひとりが担うのに見合った

ちょうど良い荷物が有るのかもしれません。

 

或る人は  写真を撮ること

或る人は  冒険をすること

或る人は  荷物を運ぶこと

また或る人は  子供を育てること

或る人は  痛みを持った人のケアをすること

或る人は  神様仏様に仕えること

etc.

 

それは  この世界に居る間も

死が訪れて  肉体と離れた後も

限りなく続いていくことのような気がします。

 

 

 

自分の役目が何なのか 

それが  とても気になる時があります。

役目が何なのか  分からない

自分自身が歯がゆくて 

嫌になる時があるかもしれません。

 

 

それでも  生きていると

言葉では説明のできないような

素敵なことが起こります。

 

初対面なのに 

昔から知り合いだった?と

感じる人に出逢ったり

 

本屋さんで欲しい訳ではないのに

一冊の本が光って見えて  買って帰ったり

 

インターネットのページが突然開いて

夜中にノートに何ページも写したり…。

(そのページはもう存在しません)

 

 

そんな小さな奇跡のあれこれが

今に向かって  明かりを灯してくれていたこと

今なら  ハッキリと解ります。

 

 

今  目の前に現れたことが

全てだと思うようになりました。

今  目の前の出来事は

全ての中の一部だと思います。 

 

 

いつか 

『病に倒れ  寝たきりになっても

手を合わせ誰かの幸せを祈ることはできる。』

そう本で読んだことを思い出します。

それも  1つの役目を果たすこと

なのかもしれないと思います。

 

 

 

思いがけず  突然に最期を迎えて 

この世から去って逝く霊(たましい)が

安らかなことを祈ります。

 

遺されて愛する人を送らなければならない

役目を担った人々が癒されていきますように。 

 

縁の有る人  無い人も

同じ世界に生きていて

いつか  笑顔で今日を過ごせたら幸いです。

 

あなたが幸せでありますように

同じ空の下から  お祈りしています。

mary