あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙・慣れ


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流れ行く時の中で

毎日自宅のある場所から見上げる空や

山や川のある風景は 

今迄も  そして今も 

変わらず側にある安らぎの場所です。

 

雨露を凌ぎ 

身体を伸ばすことができる空間

古くなっていく家屋は

住み始めた日とは違っていきます。

それでもそこは帰る場所。

幸せの記憶の詰まった  大切な場所です。

 

 

在るのが当たり前のように感じてしまう。

けれど  有り難いことなのだと思い直します。

 

 

見慣れてしまうと霞んだり

慣れてしまうと  より多くを望んでしまう…。

それは人だから・・・

当たり前のことかもしれません。

 

 

風が動く気持ち良さも  青い空の色も

自分自身の心の中も

慣れてしまったら  見えないことが

沢山あるような気がします。

 

 

いっそ失ってしまったら  大切なのだと

分かるのかもしれないけれど

できるなら…。失う前に 

欠がえの無い存在だと思い出せたら…。

 

毎日が違って見えてくるかもしれないと

妄想💦空想💨を始めます。

 

 

もし  隣にいる大切な人と

これきり会えないと知っていたら

話したいことが沢山あるかもしれない。

と、思います。

やりたいことが山ほど有ると思います。

 

今が  ずっと続いていくと思っていると

時はそのまま通りすぎて行くのです。

 

 

 

大切な相手に『あなたのことが大切です』

大好きな相手に『あなたが大好き』

感謝している相手に『ありがとう』

そう言ってみたら…。

 

刺激となって  新鮮な輝きを

呼び覚ますかもしれません。

 

 

それとも  離れた場所に出掛けて行って

外の世界を見てみたり

違う風に当たったら 

今有る輝きに気付くかもしれません。 

 

 

 

自分が今立っている場所のこと。

 

 

 

それとも

澄んだ気持ちを思い出す  昔の写真を見てみたり

楽しかった頃行った 

思い出の場所に行ってみますか?

 

 

今足りないものが  見つかったら素敵です。

 

 

人も自然も存在する周りの世界は 

在るだけで  奇跡なのかもしれません。

 

慣れてしまって見えなくなった

大切なものを  この暑い日に

見つけられたら

素敵です。

 

 

 

始まりは  そこから。

今見えるものが  ハッキリと輝きだしたら

そこから進む一歩の場所が

見えてくるかもしれません。

 

 

煌めく瞬間は  いつも隣に

あなたの周囲に

当たり前に在る景色なのかもしれません。

 

 

平和な繰り返しの日々が流れます。

何気なく  いつもの見慣れた景色を見て

幸せが溢れ出す瞬間に

あなたが出逢えますように。

 

 

夕暮れの黄金色に染まる空を見上げて

あなたの幸せをお祈りします。

mary