大切なことは…。
本当に伝えたいことは ひっそりと
小さな声でハッキリと言葉にします。
周囲の音に かき消されてしまわぬように
それから 最後の音が消えないように
注意して 穏やかに伝えます。
何を伝えたいのか 何を受け取ったのか
うやむやにしてしまわないように
そのままを 丁寧に伝えます。
自分以外にはなれないので
今迄知ってきた言葉に乗せて
大切なことを 大切に伝えます。
小さな声が 囁くように。
聞きたいと思えるような音にして
後から 思い出したくなるような音を想像します。
そっと お腹の下の方を振動させて
自分の身体を使った声にして
大切なことを伝えます。
大きな音だと《大きな音》 としてしか伝わらない
また聞きたいとも思わない。気がします。
内容が伝わるように 細部までハッキリと。
心地よい音にして 言葉を紡いでいきます。
自分の声を知っていますか？
その素敵な宝物を使って
言葉を繋げて 音にして
そっと静かに
誰かに送ってみてください。
想像の世界の中だけではなく
《あ》《い》《う》《え》《お》《か…etc.
今迄知ってきた言葉を紡いで
大切な自分の言葉にして
思いを伝えてみてください。
いつか 誰かの耳に届いて
受け取る人に出逢います。
そんな 嬉しい日が訪れます。
それまでは そっと静かに小さな声で
自分の言葉を忘れないでいてください。
例えば・・・
自分の中に 思いが１０有ったなら
はじめから１０を伝えようとするのではなく
始まりは１。
一番伝えたいことをそっと静かに伝えてみます。
受け取ってくれたのを感じたら
次は２つ目。
そうやって少しずつ
自分のことを知らせます。
・・・全部一度に話し出したら
相手の人は聞きたくて 受け取りたくても
手に余ってしまいます。
１０の内 一番伝えたい １つのことを
小さな声でハッキリと
自分の声で言葉にして伝えてみます。
伝わる時と伝わらない時
半分くらいの確率です。
それでも 大声で投げ出された言葉より
自分らしい音ならば
間違えずに伝えられるような気がします。
私は今 風邪をひいて鼻声です。
いつもの私の声が恋しいけれど
それでも 小さな声でハッキリと
ゆっくり自分の音を捉えて話します。
耳を傾けてくれる人に
いつもとは違う声でも
ゆっくり 小さい声で話してみます。
自分でも自分の声をよく聞いて
自分へ向けるだけの声を響かせてみるのです。
お腹の下の方から響かせた声
小さくても届いてくれます。
朝起きて 一日が始まったら
『おはよう』から
あなたの声を響かせてみるのです。
１日を終えるなら『お疲れ様』
『おやすみなさい』なんでもいいと思います。
自分の声 小さくてもハッキリと
ゆっくり話して その声に耳を傾けて
覚えます。
いつも変わらず 自分の声で話したら
その小さな声に 耳を傾けてくれる人に
いつかきっと出逢います。
そんな日を思い浮かべながら
同じ空の下から
あなたの幸せをお祈りします。
mary
