あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙✨山登り



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常陸の国

もう何時が最後だったかも

思い出せないくらい

山に登る機会など無いまま 

暮らしてきてしまいました。

 

密かに登りたい山を胸の中に抱きながら

山登りの話しをする相手すらいなくて

年を重ねてきました。

 

今年も山登りには挑戦できずにいましたが

意外なことがあるのです。

 

それとは知らずに参加したツアーで

常陸の国の山に登ることになりました。

 

いえいえ。

往復で3時間余りのハイキングです。

 

集合場所では

周りの人が  山ガールのような出で立ち…。

???

アラッ。間違えた?

そんな風に思っても今更仕方がない…。

 

それでも靴だけは 

山登りできる靴だったので

なんとかなるだろう。

とバスに乗り込みました。

 

現地に到着して歩き始めると

所々滑ったり  高い段差が有ります。

急な傾斜を登り始めた頃には

気持ちが動揺しだしました。

 

息が上がって来たからです。

 

『迷惑かけないうちに止めて引き返すのも

有りかもしれない…。』

そんな言葉が浮かんできます。

 

息を整え始めます。

なるべく沢山吐くように意識します。

少しすると  苦しさがおさまってきました。

 

すると気持ちの方も落ち着きを取り戻し

自分のペースで歩けるようになってきます。

 

登りきった山頂の眺めは  清々しくて 

最高に美しく感じました。

 

ここから…私の内で面白いことが始まりました。

 

下り始めた自分の体がすごく軽く感じます。

気持ちは嬉しくて  楽しくて仕方ない感じです。

 

滑りやすく段差のある自然のままの土の道を

ウキウキしながら足取りも軽く歩く私。

下りている自分が面白く感じて…。

『これは何?』

隣の人に『何か楽しくないですか?』

そう聞くと『疲れが無くなった』『楽しい』

と、答えが返ってきたのです。

 

なるほど。

 

新鮮…。

 

自然に囲まれて、体を動かして

登りきった充足感の先にある感覚です。

 

沸き上がるような楽しさが込み上げてきて

顔が自然に緩んできます。

 

 

・・・・・

今は来年の夏に  密かに登りたいと思っている

山に登れるような気がしてきます。

 

何かを始めるのは  何時からでも構わない…。

その思いは  確信になりました。

 

思い続けてみてください。

もしかしたら  何処かであなたの知らないうちに

あなたのやりたかったことを

目に見えない応援団が  

体験させる準備をしているかもしれません。

 

山登りって  こんなに楽しいことだと

初めて知りました。

そして  これから

次に何が始まるか  すごく楽しみなのです。

 

あなたが  妙に明るくなることを

見つけられますように…。

そして  その先の自分の変化を楽しめますように…。

同じ空の下  あなたの幸せをお祈りします。

mary