仏師が木から仏様を掘り出すように
内に在るものを見つけ出していくのは
素敵✨なことです。
人の心も同じかもしれません。
思いやりも安らぎも 皆『ここに在るよ』
とは教えてくれません。
だから自分の内に 見つけ出し
掘り起こして 磨かないと
自分にも 人の目にも映ることはないのです。
もし 他人との間で すれ違いや
行き違いでギクシャクする時は
相手の内に 暖かい煌めきを見つけて
そこに近づいていくしかありません。
時には距離を置いて
冷静に好いところを見つけていきます。
それは相手の何かを信じるのとは違います。
自分が見た 相手の煌めきを信じるのです。
思い通りにはいかなくても
きっと信じ抜くことで 安らぎを得られます。
時を経て 自分の信じる気持ちを
誇らしく思う時が来るかもしれません。
見えない何かを信じて
そこから生まれ出てくるものは
とても魅力的に感じ 満たされるからです。
そんなこと ありませんか？
例えば 真っ白なキャンパスに
好きな絵を描いている時
出来上がると信じます。
出来上がっていく作品に
ワクワクするでしょう？
真っ黒な墨をすって
筆で半紙に文字を書く時も
何かを書き上げる…そう確信するでしょう？
思わず息を止めて
真剣になる…その感じ。
生み出していくのは
とても素敵✨なことなのです。
服を縫うのも 部屋を飾るのも
花を活けるのも お茶を点てるのも
音楽を奏でるのも 家を造るのも
写真におさめるのも 詩を詠むのも…。
ありとあらゆるものが 創る人に依って
生まれてくるのです。
それは 本当に生きること
そのままです。
人の内に在るものは
声をあげることはないけれど
何かの形になったら
誰かに伝わっていくのだと思います。
出逢えるもの
生み出すもの
その全てには力が宿ります。
自分の内にも…。
その両方が合わさって
一つの調和を生み出します。
そして新しい一つの形となって
生まれ出ずるのです。
そうやって木の塊から
仏様がどんな顔でお出ましになるか
楽しみになりませんか？
お料理だって 材料を揃えて
調理して 美味しく出来上がるのを
想像するのは楽しいですよね？
足し算や引き算をして
生み出せる作品が在ることを喜んで
生まれることを信じたら
素敵✨な作品に出逢えるかもしれません。
人の心に在る煌めきを
最後まで信じるのは 根気がいります。
何かの内に在るものを 掘り出して
作品にするのだって 根気がいります。
それでも作品に巡り合う悦びを想像したり
生まれてくるものに呼び止められたら
信じて進むしかなくなるのかもしれません。
あなたの内に在る力が
何かの内に在るものを呼び起こして
生まれてくるものを 迎える喜び…。
信じてみませんか？
生きているとそんなことを感じるのです。
あなたが幸せでありますように、
mary
