頼まれごと
以前大切な人から 『頼むな…。』
そう言われました。
思いを受け取って
きっと この人生が
終わりを迎える最期の時まで
私はその約束を守り続けるのです。
『あら…。何を頼まれたのだったかしら…？』
それは
見守ること。
繋ぐこと。
諦めないこと。…etc.
そのどれもが当てはまって
沢山浮かんでくるのです。
流れ行く歳月は 容赦なく記憶を薄め
何を頼まれたのか
ハッキリ思い出せなくなりました。
『まぁいいか…。』
なんとなく感じるのは
きっと
約束した人の思いに違いない。
最近 そんな風に感じるのです。
余りにも広範囲過ぎる
頼まれごとです。
毎日の暮らしの中で
細部まで伝えられている
置き手紙があるように感じます。
私の中に その人は生きている。
ある日 そう感じたのは救いでした。
だから 手は繋げなくなったけど
抱きしめることも無いけれど
その人の意志や想いは受け取って
大切にできるのですね。
重なり合う想いは
時間と共に互いを分かち
誰のものかを感じさせていきます。
自分でないものを
自分の心の中に感じて
ホッとして 寂しくて 切ないけれど
約束したから
頼まれごとを思い出しながら
約束を守りたくて生きてみます。
今 生きている。
それが何より大事です。
この時間の中に生かされている。
それにはきっと意味があるのです。
肉体が有って できることをする為に
この世界に生かされているのだと思います。
伝えたいこと…。少しずつでも
思いを受け取って伝えます。
頼まれたことが何なのか
本当に大事な時には思い出す
閃きのように知らされることが
きっとあるような気がするのです。
朝目を覚ますと
新しい今日が始まって
現実の中で見つけた
小さな頼まれ事の欠片を見つけて
大切に果たしていきます。
季節を分ける頃には
いつもより 尚
近くにいるような気がします。
大切な人からのメッセージ
届くといいと思います。
そして 頼まれたことを
思い出せたらいいと思います。
来週はお彼岸です。
亡くなった人を思い出すだけで
側に居るのだと聞きました。
もし、逝ってしまった大切な人がいたら
近くに感じられますように。
あなたが幸せでありますように…。
お祈りします。
mary
