山の奥から聞こえて来る
細く響く かすかな声
知らずに歩き出して
探し出すんだ
誰かに会えそうで
忍び足で近づいてく
歩いても歩いても
微かに気配を感じるだけ
耳を済まして見回しても
木漏れ日が揺れている
くたびれて 岩にもたれ
汗を拭き拭き 深呼吸
風が吹き抜けたなら
おとぎの国がやってくる
楽しくて嬉しくて
躍りだしたくなるような
笑いだしたくなるような
魔法にかかってしまうのだ
山の奥から聞こえてくる
細く高く響く音
やっぱり会えた気がした
山に住んでる 木霊たち
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海辺に行くと 聞こえて来る
大きく小さく響く音
潮騒のいたずらだって
解っているのに
離れられなくなって
ずっと居たくなるんだ
そこにいるのに
何処かに浚われてしまったようで
往ったり来たり繰り返し
大きく小さく波の音
歩き出すのに また立ち止まり
裸足になって歩き出す
冷たい水に 触れたなら
おとぎの国がやってくる
楽しくて嬉しくて
唄い出したくなるような
笑いだしたくなるような
魔法にかかってしまうのだ
見えない世界に会いに行こう
今まで見たこともない宝物
見つけられるかもしれないから
プールを創って 集まっている
清らかな空気の層に
そっと触れに行ったなら
知らない世界に飛んでいく
解らない答えがやってくる場所
見つけに行こう
宝物が待っているから。
・・・こんな風に
自分にとっての
あなたはあなたの
嬉しくなる場所は
幾つも そして
あちこちに在るのです。
見つけて 喜んでみてください。
あなたの幸せを
お祈りします。
mary
