ガイド
《生きる》と 言うことに
ガイドがいるような気がして
それは とても分かり難くて
見え難いガイドだけれど…。
自分の力でコントロールできる範囲の
もっと外側に働いている力が存在して
人生が動いていくような気がする
ただ前だけを見て 進み続けたいのに
時々 アクシデントのようなことが起きて
足を止めさせられる
スルスルと 表面を滑るような生き方は
私には きっと縁遠い…かもしれない
そんなことを この年齢になって
余計に感じてしまう
まるで 全てを感じよう
そう 言われているように…。
限られた時間を
自分の中の感覚が 大きく膨らまして
出来事や感触の中に流れ出していく
こんな時には なかなか
感覚を言葉に変換することが難しくて
モヤのかかった頭の中から
一つ一つ 言葉を紡ぎ出していく
どの言葉も本当で
どの言葉も偽りのような気がして
それでも 大きな外側の力が働いて
幾つもの影を捕まえるように
自分を明らかにしていく…。
不思議な 説明がつかない作業
しても しなくても
誰かが困る訳もなく
しても しなくても
自分が困ることはない…。
それでも
今日の日に在ることを感じて
命として存在することの不思議を
最大限 感じるしかない…。
言葉にするのが難しい
生きている感覚
それらを 感じていることへの信頼は
誰かのものではないから
大切に受け取っていく
それは 大きな力によって
導かれていく 確かで
時々 不確かな
興味深い 不思議なこと
分かり難いけれど
ガイドに導かれるように
今日も 明日も
過去の日の出来事も現れていく…。
雪が残った 冷たい空気の中で
世界の平和を祈れるのが…。
そして あなたの幸せを祈れることが
導かれた瞬間なのかもしれない
この世界の片隅に 生きていて
あなたの幸せをお祈りします
mary
