あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙✨在るもの…。

 

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木のように  ただ静かに立ち続けたい 

とか

風のように  何処へでも自由に飛んで行ける

そんな風に  感じてしまうのは

可笑しなことではないかもしれません

 

・・・笑われてしまうでしょうか

けれども  それは 

ふと気付くことなのです

 

幼い日  現実の世界を決められた通りに

他の人と同じように生きるのは

息苦しくて…。

 

あの時には  助けを求めたけど

その手は  助け手と 

なかなか繋がれなかったのです

 

それでも  心は自由で

 

静かに立ち続けることや

空を飛んでいたような感覚を 

自然に思い描いてしまう

 

それは  現実よりも

ずっと実感がありました

 

まるで  知っていることを

思い出しているような感じ

 

子供の頃に  そんな風に感じても

誰とも共有できなかった感覚は

いつの間にか  忘れてしまっていたのです

 

今再び  その感覚を思い出しているのなら

ゆっくり感じられればいい

生きている世界の中で…。

 

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沢山のことが頭に浮かんでも

言葉にしようとすると

言葉が見つからないのです

 

心や頭に浮かぶものを

言葉へ変換すると 

違うものになるような気がします

 

それなら  時間をかけて  

忘れずに

慣れていけばいいのかもしれません

 

過去の 息苦しさは

言葉にしても  通じなかったけれど

 

今なら変換できるような気がします

 

風に吹かれる木を見てワクワクしたり

空を見上げてウットリしたり

 

そんな一つ一つを  『そうだった。』と

思うだけです

 

それから

ゆっくり  自分のテンポで呼吸すれば

苦しくなくなるのかもしれません

 

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持っていたような気がするもの…。

それは  持っていたのかもしれない

 

手にして当たり前だと感じるものは

もしかしたら  有った感覚を

知っているのかもしれないのです

 

でも  それは

知っているだけ

今  在るものではありません

 

今  持っていないのには

何か意味があるのかもしれない…。

 

生きていくのに必要なものは

それほど多くはないのです

 

そして  一生の時間にできることは

限られている…。

 

だから 

目の前に現れたもの

今  手の中に在るものを大切にして

 

それから 

頭の隅に残る感覚も 

否定しないで抱きながら

 

全てが  自分なのだと

受け入れることにしてみます

 

在るものを見失って

本当になくしてしまわないように

今はただ   感じるまま

今日の日を過ごします

 

そして  春一番?のような

強い風が吹き抜ける

この  同じ大地の上に立ち

 

あなたの幸せをお祈りします

mary