誰かに出逢う時
自分の形通りでは 心に触れられない
ふれあえない 気がして
それならば 幾つもの引き出しに
幾通りもの自分をしまって
いつでも出せるようにして
誰かと共に 希望や愛を語れたら
何よりだと思います
それは偽りの姿ではありません
誤魔化しや 虚飾でもありません
ただ 幾つもの場面で生きた自分が居て
それがとても大切で
自分のほんの一部として
引き出しに在るだけなのです
そして自分の全部が散りばめられて
誰かに向かい合っているだけなのです
そして自然に
無理やりでなく笑顔を交わせたら
それは 幸いと呼べるのかもしれません
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昂らず
落ち込まず
ただ平凡に穏やかで居られたら
引き出しを 間違わずに
開けられるのかもしれません
生きているということは
それだけで豊かなように思います
幾つもの場面で生きた自分が居て
傷ついたり
転んだり
座り込んでしまったり
生きるのに疲れたり
恥ずかしかったり
恐かったり
そんな日の自分を知っていて
それがとても大切で
その日の自分が
引き出しに ちゃんとしまってあるのです
人を愛し
愛されて
夢を見て
育て合い
尊敬し
認め合い
許し 許されてきた日々が
自分の一部になって
引き出しに
大事にしまわれているのです
静かに 偽らずに
在るならば いつかは
心に触れる時が来て
笑顔を交わし合えるのだと思うから
引き出しを沢山用意して
ふれあえたら素敵です
そこには愛が存在します
そこには平和が生まれます
そう信じて
引き出しを開けてみます
出逢えた誰かと
ふれあえるように…。
それから 引き出しの中の
大切な日々に生きた自分に
再び会う為に…。
そうして 今も過去も
これからも
抱きしめながら 生きている
なんだか それが
とても 心地好く
豊かな世界を感じるのです
誰かの為…。
少し違う
ふれあう為
どの引き出しを開けることも
恐れずに居られたら 素敵です
誰にでも在る
自分の生きてきた
その日 その時の自分です
心の中の 引き出しに気付くこと
しまったままの自分にも 気付くこと
引き出しの中の 自分を恐れずに
中にいる自分と 仲良くすること
・・・そうしたら
目の前に現れた誰かの 何かと
引き出しを開けた時の自分と
ふれあえる気がします
今日は雨模様…この空も
毎日沢山の顔を見せてくれるから
心に響いて 時々泣けてくるのです
同じ空の下
あなたの幸せをお祈りします
mary
