空を見上げて思います
一瞬も同じ時は無いのだと…。
青空も 輝く雲も
雷雲も 茜空も
初めてで 最後の出逢い
今日の日が
好い日でも そうでなくても
二度と再び繰り返さない一日だから
飲むものも食べるものも 頂く度に
なんだかとても 愛しくなるのです
空を見て喜んで
こうして過ごす時間にも
誰かと言葉を交わすのも
同じ時は刻まれません
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暑い日の終わりに
雨が運んできた涼しい風が
吹き抜ける 黄昏時
今日の日が
ゆっくり終わっていくのを感じます
人の変化は 身体でも心でも
刻一刻と
変わっていくようには見えません
だから
同じ時の繰り返しだと 錯覚します
身体がとても敏感な状態なら
一日の変化は 目に見えて表れて
身体は不完全なものだと 知らされます
変わり続けることが
真実(ほんとう)の姿なら
同じ状態に在ることの方が不思議です
小さな変化も
大きな変化も
起こります
けれど それは自然と同じ
怖がらないで 大切に
楽しく過ごしていられたら素敵です
変わりゆくものは
満ちゆく時 欠けゆく時を繰り返し
様々な時の中に身を置いて
流れ続けるのかもしれません
止まることも 溢れることもなく
ただ 一つの命を尽くすだけ
そこに出逢う全てと共に
生きゆくだけです
それが本当に 愛しくて
有り難くなるのです
去年とは違う世界のことも
去年のように過ごせないことも
その日一日を越えて
次を生きていくなら
いつか 2020年を生きていた
自分が居たと想うでしょう
そして 誰とも同じにはなれない
自分の世界を
変わり続けながら
面白がって生きられるなら
怖いものは 無くなるような気がします
ちっともドラマチックではない
人生だけれど
愛しくてしかたない毎日を生きるのは
悪くない…そんなことを思うのです
それは 少し前には無かった想い
変わり続けてきた 今だから
見つけた自分がいるのです
変わり続けるあなたが
幸せでありますように…。
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary