あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙✨時にはモモのように


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人と人との距離は

きっと  人各々

 

相手の人が

心地好いと感じる距離と

 

自分が  心地好く感じる距離は

違うのかもしれません

 

例えば 

隣の人が

あなたの瞳を覗きこんで

 

ミヒャエル・エンデの物語の中にいる

《モモ》のように

話に耳を傾けてくれて

 

・・・モモの瞳の中に

自分の答えを

見つけられたら  素敵です

 

                         *〇***〇*

 

想いが  降ってくるように

やりたくなることや

見たくなること 

 

それから  

行きたくなること

伝えたくなること etc.に

集中するようになって

 

・・・暫く時間が経ちます

 

こうして  突然

ミヒャエル・エンデの《モモ》の物語を

今  読み返しているのも

それを  伝えたくなるのも

 

不思議なことでは  なくなりました

 

それには  きっと

何かの意味が 必ず有って  

大切なことだから…なのだと 思います

 

(読みやすい本なので

    気になったら  読んでみてください)

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

人一人に与えられている時間は

各々で  長くも短くもあります

 

高齢社会と言われて  長く経ちますが

 

例えば  病に犯されて

『あと  数日の命です』そう  医療者から

宣告を受けた人でさえ

 

その時が来るまで 

はっきりと  肉体が終わる瞬間は

分からないのかもしれません

 

例え  長生きしても

肉体がいつまで元気でいられるか

保証は誰にも無いのです

 

生きている

生かされている  今が有って

 

そこには  物語の一場面に有るように

誰の中にも

時間の美しい花が咲き続けていく

・・・らしいのです

 

誰かの言葉に耳を傾けて

自分の時間を差し出すことも

 

自分の答えを見つける為に 

納得がいくまで考えることも

 

自分の時間を使うのは

自由に  許されているのです

 

効率的で  合理的な仕組みだから

できることは沢山あります

 

効率的に  合理的であると

できなくなることも

あるのかもしれません

 

時間を節約して

いつかの為に  積み立てて

とっておくことはできないから

 

急かされても

焦ることはないのかもしれません

 

自分の中に  咲いて

そして枯れて  再び咲いていく

時間の花が咲き尽くす時までは

 

たっぷり時間があることを

時々思い出せたなら

 

モモのように

誰かの話に  ゆったりと耳を傾けることや

 

自分の考えをじっくりまとめることも

 

勇気が出てきて 

できるかもしれません

 

物語は  いつの時代にも当てはまる

幾つもの  ヒントが隠されていて

 

時には  希望や愛の形

時には  警告や警鐘を

 

それとなく   届けに来てくれるのです

 

自分の中の 

金色の丸天井の下に咲く 

時間の花を想像して

嬉しくなるのも

大切な時間の使い道だと思うから

 

時には  一瞬を

モモのように過ごせますように…。

 

涼しい風が吹き抜ける

大地の片隅で

あなたの幸せをお祈りします

mary