大きな声で呼ばなくても
・・・ここにいるよ
そして いつも見ているよ
君の瞳
背中を向けて 膝を抱えて
誰とも瞳を合わせなくても
見ているよ
澄んでいく 君の瞳
一生懸命生きてきて
その瞳から沢山涙も流したね
諦めないで 手放さなかった命の光
瞳を閉じて ずっと耐えて
待っていたね
もう一つの瞳が 光を取り戻し
希望の未来を描いているのを
知っているよ
君は 一人じゃない
大きな声で呼ばなくても
いつも ここに…。
手を伸ばさなくても
・・・ここにいるよ
そして いつも頷いている
君の声に
耳をふさいで 頭を抱え
誰にも聞かせなくなった声
聞いているよ
透き通っていく 君の声
一生懸命生きてきて
その声で 何度も何度も伝えたね
諦めないで 手放さなかった命の光
本当の声を失っても ずっと
語りかけてきたこと
もう一度声にして 光を取り戻し
誰かへではない 自分に語りかけたこと
知っているよ
君は 孤独なんかじゃない
手を伸ばさなくても
いつも ここに…。
見えるものだけが 真実のように
生きてきて…。
触れられるものだけを 愛するのだと
探したけれど…。
ここから 見ているよ
いつも 知っているよ
嘘も誤魔化しもない声が
いつも ここに…。
君は一人ではないのだと
君は孤独ではないのだと そう
心の中で響くから
瞳を開き
声をあげ
大地の音を聞きながら
お日様と戯れて あるきだそう
真実（ほんとう）の姿で
秋の風に吹かれたら それだけで好い
何をしても 何をしなくても
幸せを感じていよう
いつも ここにいるよ
これからも ずっと
＊＊＊
心の中で描く 妄想や空想の世界が
本当は 心地好く
力を与えるものであることを
忘れてしまいがちです
うっかりすると 不安や疑いを
いつもいつも追いかけて
風が吹くことや
太陽の光にも気付かない時
流れは止まって
固まってしまうのかもしれません
握りしめた掌の拳から
指を一本ずつ外していくように
根気よく 諦めないで
ギュッと握った掌を開けたら…。
そして
体や心から 力が抜けたら…。
素敵なことが
想像できるかもしれません
そして 一人で居ても
信じるものが あるのなら
それが
神様
仏様
天使
父母
師匠
メンター
マスター
etc.
と 呼ばれるような存在で
いつも 心の中で会話して
見守られているように感じたら
元気が出ない今日だって
明日を迎えられる…。
そんな気がしてくるのです
誰も知らない 自分の描く想像の世界
見守られ
好いところを知っている
そう 思える存在が居てくれるなら
どんなに心強いことでしょう
想像の翼を広げ
好いことだけを想像して
暖かい陽射しを
浴びられますように…。
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
