あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙✨寂しさも悲しみもみんな

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寂しい時は

寂しい自分を  置き去りにしないで

自分自身に心を寄せて

心地好く感じるように過ごします

 

哀しい時は

哀しい自分を  笑ったりしないで

自分の哀しみを誤魔化さないように

静かな時間の中で過ごします

 

寂しさも  哀しみも…それから苦しみも

大切なわたしの一部なのだから…。

 

それでもずっと  

感情の中に浸っていたら

立ち上がれないこともあるのだから

 

できれば一人で

静かな時間をゆっくり過ごして 

回復するまで過ごします

 

静かな時間を迎えるのも

回復も  いつになるのかは

・・・かみさまのいう通り

 

それは人により  時により

きっと皆  違うのだから

 

一人になれたら 

風に吹かれて

お日様の光の中で

土に触れ  水のせせらぎを聞いて

木や草や鳥や虫たち

思い通りではないものと過ごします

 

そうやって 時間の薬を頂いて

いつか自分のタイミングで

歩き出せたら  素敵です

 

                                  **

 

自分の内に芽生えた 

寂しさも哀しみも  みんな…。

 

心の中に  いつか撒かれていた種から

芽が出たものかもしれないと

思うことがあるのです

 

心の内に  ひっそりと蒔かれていた種が

何かのきっかけによって🌱芽を出して 

 

大きくなって目の前に

形を成して  現れて

何かを知らせに来たのかもしれない

・・・そんなことを思うのです

 

 

同じことに遇ったとしても

胸の内に響くものが無かったら

それほど深い寂しさも

哀しみも出てこない…気がします

 

説明できないような感情も

 

外側の世界で起きた

ほんの小さなきっかけから

内側に持っている何かが振動して

現れてきているような気がします

 

時々  感情が

現実の世界から影響を受けて

襲ってきたように感じるけれど

 

本当は  自分の内に

初めから  何かがあって

 

計ったように 

ちょうどぴったり合う鍵みたいに

心の扉を開けてしまって

溢れ出てしまうような感じかもしれません

 

例えばそれは  大切な人との別れ

それから  周囲からの批判

又は  友人との喧嘩

それとも 肉親との疎遠…etc.

 

そんな時  顔を出す感情は

寂しさや  哀しみetc.でしょう

 

けれど時々  全く何も無い

普通の暮らしの

繰り返される時間の中に

突然  感情が溢れだすこともあるのです

 

いつか  蒔かれていた種なのか

扉が開いたからなのか…。

 

そんな時には  見ないふりはしないこと

 

とても  豊かな時だから

 

忘れずに  鏡に写した自分の瞳を

そっと見つめて  『ここにいるよ』と

話しかけてみるのです

 

                              ***

 

人は一人でこの世に生まれ

 

一人で  この世を去っていくから

 

誰かと一緒に居られる時間は

奇跡なのかもしれません

 

それでも  寂しさや哀しみで

胸いっぱいになったなら

一人静かに居られますように…。

 

自分で感じられることや

自分の足で歩けることを

忘れないでいたいから  

 

湧き上がる感情に  目を向けて

心を寄せられますように…。

 

三日月の光る夜空の下

この世界の片隅で

あなたの幸せをお祈りします

mary