目では 外の景色を見ながら
心の中を歩いていると 時々
小さな小石のようなものを踏んで
痛みを感じることがあります
それは 生きていれば
よく有るような出来事で
例えば 肉親の少し重めの体調不良
それから 近隣に起きた火事や
大きな地震…etc.
もう少し小さな 日常の出来事も…。
そうした小石のような心配事を
再び踏まないように 足元から拾って
手元で眺めて 確かめて
『大丈夫。』そう 呟いて
大切にしまって…。
それなのに いつの間にか
また パラパラと出て来てしまう
散らばった想いを 一つ一つ拾い集めて
眺めてみたり 感じたり
好い考えが浮かんだりして…。
離れようとしても
なかなか離れられないから
頭?心?の中をグルグル回って
囚われてしまいます
逃げようとしたら 逃げるほど
追われてしまう
だから そっとそっと眺めます
朝起抜けや 車を運転している時
時々 その小石のような心配事が
無くなったと 感じる瞬間が
やってくることがあるのです
その時がくるまでは
時々踏んで 痛みを感じ
有ることを知って 手に取って
感じてみるしかないのです
時薬…そうして
今日の日があるのです
・・・・・・・・・・・・・・・・・
夕暮れから黄昏までの
短いような長い間
変わり行く空の色を眺めたら
気持ちまで 鎮まっていく気がします
変わり行くことは
全てに起こることだから…。
そうして 今度は
喜び事に想いを馳せます
無理矢理にでなく自然に
動き出せる時の為 少しずつ準備して
幸せな気持ちになることを数えます
楽しいことや嬉しいことを
思い切り味わう為に
今日の日はあるのです
特別で無くても
お日様の光に照らされて
変わり行く空の色を愛でたりして
鎮まっていく大地にホッとして
明日の
恵みの雨を思います
明日は明日
今日は今日
心配も 慶び事も
嬉しいことも 楽しいことも
悲しいことも 苦しいことも
お日様が沈んだら
今日のことは今日へ置いて
眠れるように支度して…。
明日という日を 楽しみにするのです
冷たい風が音を立てて渡っていく
同じ大地の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary