あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙✨余白



f:id:hinatamary1113:20210330101319j:image

 

人が人を想うとき 

好い想いだけでいられたら…。

 

互いに調度好い距離を空けて

相手のよい場所と  自分の好い場所で

繋がっていられるなら

 

いつも心地好く居られます

 

時々  そうでない場所に紛れこんで

合うことや合わないことを知らされて

 

自分の感覚を思い出します

 

言葉は不思議なものですから

誰かのはなした(放した)言葉が

 

受け取った瞬間に

受け取った者の形になって

重さも  意味も変化します

 

それだから  食い違ったり誤解したり

理解できなかったり

 

手放した方と受け取った方

全く同じにはなりません

それがまた  趣深いものなのですね

 

ただ  言葉の全体を想像して

余白に残る空気感や  雰囲気や

そのままを受け取りたいと思うなら 

 

放した言葉を意味深く

受け取れるのかもしれません  

 

余白の想いを受け取って

多くもなく  少なくもなく理解する

それは  簡単ではないけれど

 

上手に往ったり来たりできたなら

それだけで  互いをより知って

心地好く楽しくなるような気がします

 

自分の想いと  相手の想い各々が

虹を描くように渡り合うなら

尚  嬉しいと思います

 

余白は  そうした虹色や

他の色を映し出すことや

 

受け取るこちらが

『・・・だろうか。』と介入できたり

『?』と疑問を投げかけられる

空間の可能性ができるのです

 

どちらも曇らせず 

濁らずに居られるなら

余白はどんどん広がっていきます

 

そこに生まれたささやかなルールは

好いところで繋がることと

互いを侵略しないこと

 

そのままで  奪われず奪わない

 

その為に  いつもシンプルで

余白を沢山持っていることが

大切かもしれません

 

何処に居ても  安心安全に居られたら

想いは澄んで

愛だけになるのかもしれません

 

何をしても  まっさらでいられたら

いつも余白を自分の中に持ち続け  

美しいものを写せるかもしれません

 

目の前に現れるのは

夕べのお月様のように  丸くて

明るく輝きます

 

余分なものを手放して

気持ちに余白をつくったら

春の日は  輝き出します

 

同じ空の下

この世界の片隅で

 

あなたの幸せをお祈りします

mary