ゆっくり今日の日に浸りながら
昨日の空の不思議さと
途中になった
片付けものの彼是を見回して
時々波のように襲われる感情も
周期的に起こる断捨離の
衝動にも抗わず
そのまま そのまま
向き合って過ごします
日光が痛いくらい熱いから
夏になったことを実感して
時折動く風の流れの
心地好さにほっとします
蝉たちも 時を得て鳴き出して
八年も準備して
飛び回れるのは ほんの数日…。
思い切り 鳴いて
命の灯りを燃やすのでしょう
人の身体も少しずつ
暑さにも 熱風にも 不自由さにも
対処して慣れていって強くなります
光る雲は綺麗だし
お布団や洗濯物はカラッと乾くし
汗をかいて水分をいただくと
身体の中が入れ替わっていくようで
面白い…。
夏だから 夏のように暮らします
手を止めたり 動いたり
在るものを仕舞ったり 手放したり
自分との距離の近さ遠さを
触れながら確かにして
重要なものは たぶん
それほど多くない
要るものは要ると思えば
要るものに
手放して無いならば
無いなりの
暮らしができていくのだから
そうして恵まれているものは
全てが預りものだったこと
思い出して過ごします
手の中に在るのなら
大切に大切に…。
梅雨の中で 遇った虹
雷雨の轟もみんな通り過ぎて
次の季節を迎えたから
夏の中に溶け込んでいきます
人の命は弱く儚いものだけど
変化の中に溶け込んで
わたしなり より逞しく力強く
今日の日を過ごしてみます
暑い夏 あなたが
健やかでありますように…。
空も大地も
穏やかでありますように…。
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary