一人の灯す光は小さいけれど
灯し続けていかれたら
きっと 誰かも光出す
一人の微笑みは一瞬だけれど
笑顔は誰かの許へ電波して
互いに微笑みを返し合い
あなたやわたしが
大切だったことを思い出す
一人の涙は見えないけれど
もし 見えない涙を想像できたら
涙は光に満たされて
一粒の種になる
一人の力は小さくて
できることは限られているけれど
誰かの瞳を見つめて
誰かと共に隣を歩き
誰かの肩に手を置いて
誰かと歌を歌うなら
一人の力は何倍にも大きくなって
できることは無限大∞
無理にではなく
自然に…。
手足が動いて
言葉になって流れ出すもの
あなたの そしてわたしや
誰かの内に
自然に湧いて来る力
***
痛みや苦しみを得た時に
隣の人 目の前に居る人が
見えなくなってしまうけれど
そんな時もあるのだから
そっと 眠りに就いて
体や心を休ませて
暫くそうして 回復したら
見えるようになってきた
周りの世界に
一つ一つ向き合えばいい
生きているなら
いつからでも 始まれる
良いこともそうでないことも
明日のことは分からない
思い悩む想いを
心や頭から取り出して
『そうなんだ。』
『こんな想いが有ったのか』
なんて 大変だった自分を
誉めてあげたりするだけで
ちょっと元気が出て来たりする
元気が出て来ると
周りが少し 変化して
世界が意外に優しかったことに
驚いたりして
自分の掌で
今できることをして
二度とない今日という一日を
命いっぱいで送ったら
ゆっくり休んで眠るだけ
人は 人だから
休んだり眠ったり
のんびりしたり
何かをしても しなくても
あなたやわたしが
消えてしまうことはない
一人の小さな命の灯りは
消されない
一人の力は小さいけれど
大切に大切に…。
命の灯りを消さないで
微笑みにときめいて
涙に頬を濡らしたいつかのことを
知っているなら
誰かの流す見えない涙を
想像するだけで
世界は少し変化する
生きている
一人の小さな力だけれど
可能性は無限大∞
でも…本当は
完璧で
全てが揃っているのだと
誰もが一人一人の中に
みんな覚えているのだから
もっともっと元気になって
もっともっと楽しんで
終わりまで
命の灯りを灯せるように
熱い陽射しに焼かれても
元気で今日の日を越えて
明日の自分に逢えますように…。
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary