空も大地も
そして日々の暮らしも
穏やかでありますように…。
そう望んでしまうのは人の常
想像を越えていく
日常の変動を目の前にして
ただ呆然と
佇んでしまうけれど
願うのか それとも望むのか
祈らずにいられなくなるのです
目の前に在ることへ
自分いっぱい集中して
明日は この困難を
越えて行かれる…そう
心の中で呟きながら
思いの通りになることも
思いとは違うことも
上手く流れていくことも
滞ってしまうのも
どれも皆大切に 大切にして
与えられたものならば
大切に大切にして
穏やかに過ごすのが
努めなのかもしれません
離れているから
触れることもできないけれど
未来が 少しでも
穏やかであるように
いつか 悲しみや憎しみや
後悔…etc.の鎖が外されて
終わっていきますように
そう 遠くから静かに
祈り続けます
どんなに想いが強く
どんなに代わりたいと思っても
自分以外のものにならないで
今 この世界に居られるように
空も大地も感じながら
この世界の一部として
今日の日を過ごします
＊＊＊
もし今日が穏やかに終わるなら
飛び上がるほど喜んで
奇跡の一日に感謝して
そうでない日も
静かに波立たないで
居られるように祈ります
誰かの 痛み苦しみは
誰かの手で磨かれて宝物になる日迄
大切に 大切にして
今日の日を越えて
明日の日を迎えられますように…。
そっと想いを抱きながら
日々のできることをして過ごします
例えばそれは過去の
いつかの災害の日や
争い戦った日を覚えていること
今は触れることはできなくなった
愛する人をいつも胸に抱くこと
今生きている命の為に
これから生まれる命の為に
できることを惜しまずに
この世界のほんの少しを
明るく過ごしてみるのです
家族や大切な人の
無事を祈るような
ささやかなことをして…。
＊＊＊
睦月 新年を祝い
如月 節分を祝い
弥生 桜を愛で
卯月 年度の切り替わりをして
皐月 目に青葉山不如帰初鰹
水無月 梅雨の
文月 東京ではお盆を静かに過ごしたら
夏の土用を無事終え
『日が短くなりだした…。』
そう 身に染みて感じて
暑い暑い日を
明るい気持ちで生きてみます
一人一人は世界の一部
一人の内に
全ては整って
羽のように軽やかに
大樹のように根を張って
穏やかに居られるように祈ります
美しいこの世界は
可能性に満ち満ちて
これから目覚める小さな命を
迎えるのを待っている…。
そんな気がするのです
祈れるような心持ち
朝に晩に いつの時にも
あったなら 静かに
凪いで居られます
今週末は
気圧が変わるようですが
雨が降っても曇りでも
お日様は空の上に居てくれます
夏真っ盛り
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
