あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙✨感情


f:id:hinatamary1113:20211012091529j:image 

 

百合科のホトトギスの花が

庭の片隅に咲きだして

ホトトギス花言葉を思い出す

 

『永遠にあなたのもの』

『秘めたる意志』

 

夏の終わりから晩秋にかけ

ひたむきに咲き続ける姿から

こうした花言葉になったのだとか…。

 

花名の由来は

鳥の不如帰の胸の模様に似た彩り

だからだと言うことだけれど

不如帰は遠くに声を聞くだけで

それを見るのは写真の中

 

我が家の庭は  この季節

ホトトギスが思い出を呼び覚ます

 

内には毒を秘めた 

その花は

 

秋雨の降る

ひんやりとした空気の中で

 

アカムラサキや純白や薄紫

咲く場所や株によって各々が

各々の色をして秋に咲く

 


f:id:hinatamary1113:20211012093227j:image

 

                            ***

 

何事か  物事に対する時

《感情》は一番厄介かもしれない

 

例えば  仕事に向かう時の感情も

仕事に対する感情や

それまでの出来事から来る感情や

 

成功や失敗

未知への不安

成果に対する優越感…etc.

 

取り出して見えるなら

それはそれで  使い道も

対処の仕様もあるけれど

 

見えないまま  底に沈んだ感情は

 

取り出して  在ることを認め

そして行き先へと送り出す

 

喜怒哀楽…。

それだけにとどまらず

複雑に絡まって

 

見えないことは

よくあることかもしれない

 

其処に在ること(在るもの)を

在るのだと認めることは

感情だけでなく

どんな時にも大切なことだから

 

もしかすると  一番大きな力で

役割を果たすのも

感情であることが多いかもしれない

 

幼い頃  祖母から

『怒らせるとよく働く』と

言われたことがあった

 

言われた本人に自覚は全く無く

怒った覚えさえ無かったので

一瞬ポカンとして

 

『なるほど』と思う感覚を

今も鮮やかに思い出す

 

その頃

まだ十才になるかならない頃には

幼いながらに 人前で感情を抑え 

 

表には出さないで

物事に向かうことが当たり前だと

思っていたのだけれど

 

抑えているエネルギーを

別のことへ向けるなら

違ったものになっていた

かもしれない

 

人様に迷惑にならないよう

感情と行動を工夫して

 

感情を  取り出したり 

引っ込めたりできるように…。

 

 

長いこと繰り返し  思考して

厄介な感情と付き合っていく

 

それには感情が何者か

分からなければ始まらない 

 

自分の感情が掴めなければ

出すことも  秘めることも

できないのだから

 

感情は大きなエネルギーの

塊のようだから

簡単に物事を壊してしまう

 

そして その大きなエネルギーの

感情を使って

よく働くこともできるのだろう

 

感情を秘めたり  抑えることは

時により場により  必要だけれど

 

決して感情を隠したり 

忘れては

いけないのかもしれない

 

更に  厄介になるだけだから

 

秘めた意志や感情は

誰にでも晒すことはない

 

信頼のおける大切な人か

心の中で大切にする

それだけで感情は育っていく

 

そして  いざと言う時には

大きなエネルギーに変換して

よく働けたら…。

 

今  心に芽生える感情が

大きな力になって

生きることを支えますように

 

生きる力を与えますように

 

雨の音の響く  この世界の片隅で

あなたの幸せをお祈りします

mary