あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙✨クリスマスには

 

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初冬の黄昏時は 

何とも言えない  神秘的な

光の世界を映し出します

 

手先がジンと冷たくなるのも

気にならないで

つい見とれてしまいます

 

黄金から紫  そして群青へ

気まぐれに  茜に染まり

銀の雲が流れるのを見送って

束の間を過ごします

 

こんなに素敵な贈り物を

また  受け取って…。

 

それは毎日ではないけれど

 

この世界の神々しさを

垣間見たような気になって

嬉しくて有難くなるのです

 

・・・寒くなった一日は

静かに  けれど何とも言えない

高揚感を置いて終わっていきます

 

まるで  熱く焼けたフライパンに

卵を落とす時みたいに

ジュワァ~。とした感じです

(*^-^*)

 

後  数日で一年の内

一番夜の長い冬至

(けれど  日の暮れは今頃の方が

    早いのだとか…。)です

 

秋の終わりから冬の暗さに

長いこと居心地の悪さを感じて

 

季節にリンクして

過去の出来事が浮かぶ度

苦い思いに触れてしまって

『あら  あら…。』

 

虹色ほどの四季は巡り 

今の中では

 

美しく色づいて  命を終える

木の葉の不思議を思ったり

 

清んだ夜空に輝く

星々をいつまでも眺めたり

 

秋も冬も大好きな季節だったと

思い出しているのです

 

生きているから知ることが

こんなに沢山有ることに

ただ  心が震えてしまいます

 

・*・*・*・*・*・*・*・

 

クリスマスには  少し早い

お正月には  もっと早い

けれど 

人が他の誰かへ想いを寄せる

素敵な季節がやってきました

 

大切な誰かを思って

プレゼントを用意したり

 

ずっと会えない人へ

贈り物を届けたり

 

ポストマンさんやクロネコさん

佐川のお兄さんは

きっと  大忙し…。

 

子供たちへ

年を重ねた家族へ

大切な人へ

愛するパートナーや恋人へも

・・・etc.

 

贈り物を送る相手や

カードを送る相手

年賀状を送る相手が

思い浮かぶなら

幸いかもしれません 

 

贈り物が届くのは

本当に嬉しいことですが

 

贈り物を届けるのは 

もっと  ずっと

大きな喜びに包まれます

 

顔も知らない誰かが 

この星の何処かで

困っているかもしれないなら

 

そっと  想いを寄せて

・・・届きますように

 

 

 

情報が溢れる社会の中では

ともすると  華やかで

大きな出来事に

目を奪われてしまいます

 

そんな時  自分には

できることが無いように錯覚して

暗い気持ちに陥ってしまうけれど

 

《できることは有る》のだと

思わせてくれる瞬間が

時々  訪れるのです

 

『置かれた場所で咲きなさい』の

著者  渡辺和子さんの言葉の中にも

どんな時にも  喩えそれが

死の縁にある時にでも

《祈ることはできるのです》そう

遺されていました

 

『〇〇の為に』祈った思いは

相手へ伝わることは

無いのかもしれません

 

祈ったことが叶うかどうかも

分からないのです

 

けれど  祈り続ける者には

大きな変化が生まれるような

気がします

 

もし  いつも

平和を祈り続けているのなら

その人の行うことは 

平和な思考から始まって

どうしたら平和になれるかを

探究していくでしょう

 

思い続けることで

意志を得て  行いに通じていく

かもしれないから

 

祈る気持ちを持ちながら

行うことは  大きな道標となって

 

繰り返される行いの中で

祈る人を  育てていくの

かもしれません

 

コンビニのレジの脇にある

募金箱

年の瀬や年始に訪れる  神詣り

etc.

 

見つけようとしてみたら

ささやかな贈り物の機会は

いつでも  何処でも 

誰にでも  用意されているのです

 

 

日中が短いせいか

飛ぶように…走り過ぎていく

師走の日々

 

乾いた冷たい風は  喉や体を

痛めることもありますから

暖かい飲み物や  柔らかい衣に

助けてもらって

 

雨の止んだ曇り空の

冷たい大地の片隅で

あなたの幸せをお祈りします

mary