哀しみの行方
大きな哀しみを経験するとき
自分の外側で起きている
哀しい出来事を何とかしようと
一生懸命努力するかもしれません
真面目な人なら尚更です
それから
哀しい出来事から起こる
様々なことに精一杯
対処するかもしれません
哀しみから逃れたい訳ではない
けれど
哀しみを感じたら
壊れてしまいそうで…。
哀しみを感じている暇がない程
やることが沢山有って…。
自分の心が哀しいことを
感じることができない時間が
流れるのかもしれません
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時間が経って 少しずつ
周りは変化して
それなりに落ち着いていくけれど
自分の心は ちっとも満たされなくて
それが何故なのかも分からずに
疲れや痛みを抱えたまま過ごして
気付いたら
周りの出来事に対して
とても敏感な自分を発見して
もて余してしまうかもしれません
それは理由すら分からない
怒り
痛み…etc.に
傷だらけになって
こんな自分ではない筈なのに…。
心から笑うことも
忘れてしまうかもしれません
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もし
そんな自分を変えたくなったら
何時からでも
変わることはできるのだと思います
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先ず ゆっくり休むこと
…例えば
数日 雨戸を閉めて
布団の中で過ごす とか
何もしない旅にでる とか
一人になれる静かな場所で過ごす とか
今在る 周りの世界に
触れないで居られる時間を過ごします
・・・優しい人に囲まれて居たとしても
ほんの少し 距離をとって
自分だけの時間をつくります
退屈したり
寂しくなったり
それを そのまま感じます
休み疲れて
動き出したくなるまでです
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・・・冬眠から覚めたら
次は
自分の喜ぶことを 探します
何かの為 誰かの為に
一生懸命努力するように
自分の為に 一生懸命
喜ぶことをしていくのです
自分の好きなものが何なのか
よくよく感じてみなければ
分からないことばかりです
例えば
自分の好きな色の 花を飾って
自分の好きな食事を頂きます
好きなものに囲まれて
好きな人に会いに行きます
一人の時間を大切に思うなら
一人でやりたいことをします
自分のことが
分かるようになって
元気な朝が
迎えられるようになったら…。
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自分の過去の出来事を
思い出します
そして
『哀しかった』感情を
哀しかった と想うのです
一つずつ
何度でも
そうしたら
哀しかった場面が
少しずつ 違ったことを教えてくれます
それは まるで
昔読んだ本を
大人になって読み直す時のよう
哀しみは
なくなるものではありません
きっと 形が変わっても
心の中に ずっと在る
それでも
一つ一つ 丁寧に
大切に感じたら
哀しみは
同じ哀しみのまま
居ることはありません
哀しみを抱く心には
行き着く場所があるような気がします
それは 生きている間
ずっと変わり続けて
沢山の宝物を 生み出していきます
過去の大きな哀しみを
そのまま抱えて
忘れていたことを
思い出したら
その時が チャンス
なのかもしれないから
そっと触れてみてください
あなたの哀しみは
どこまでいくのでしょう
そして どんな風に変わるのでしょう
同じ青い空の下
あなたの幸せをお祈りします
mary
