あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

あなたへの手紙✨心象風景

曇り空の 静かな朝 いつもなら 賑やかな日曜日は 何処かしら寂しげに しんとして 突然そこへ 『衆院議員選挙の投票日です』 大きな音で地域のお知らせ 有線放送が流れます 混雑を避けるのに期日前投票を 済ませた人も多かったそうですが 投票は 社会の責任の…

あなたへの手紙✨色

旅の途中 何処かのお寺の境内に 黄金色に色付いた立派な銀杏が 輝いていたのは ほんの数年前 何処かは もう覚えていない けれど 記憶に刻まれた 鮮やかだった あの黄色 何処までもエメラルドグリーン 透き通った浜辺を見たのは 田中一村が描いて生きた奄美の…

あなたへの手紙✨風向き

北の方から大きな風が ゆったりと吹き抜けていく朝 洗濯ものやお布団や 干せるものを みんなベランダに並べて 風が通り抜けて さっぱりと 乾してくれるのを期待して 不思議に 北から吹いて来るのに ちっともツンとしていないし 冷たくも感じない ホッとして …

あなたへの手紙✨アニバーサリー

昨日よりずっと暖かくなった 穏やかな日 十月も数日で終わってしまう 秋を楽しむのも 後少し…。 一年が終わりに近づくと 節目には いくつかのイベントが 暮らしを彩っていく *** 一年の日々の中には 誰にでも 忘れられない記念日がある それは いつもでは…

あなたへの手紙✨小さな傷

料理をしながら 果物と一緒に 親指の先をスライスしそうになって スライスしそびれた小さな傷 『あら あら…。』 直ぐ手当てして BAND-AID 優秀な絆創膏を巻いてみます 場所があまり先の方だから 暫くすると優秀なBAN-DAIDは 外れてしまって 二度三度貼り直し…

あなたへの手紙✨去り行く時

一日の中で 祈る時間が多くなると 他のことへ向かう時間は 自ずと減っていきます そして 何かに集中して過ごしたら もっと時間の経つのを忘れ あっという間に 一日が過ぎてしまいます 一年が過ぎ行くのを 早く感じるようになったのは 年を重ねたせいばかりで…

あなたへの手紙✨冷たい季節

息が白くなる季節 なんとも言えない清々しさを すっかり忘れていました 強い風に舞う落ち葉のことや 日に日に早まる つるべ落としの秋の日暮れに もの悲しさを感じて センチメンタルになり過ぎて いたのかもしれません 朝の空気の冷たい感じ 好きだったのを…

あなたへの手紙✨おと

朝夕冷え込みが厳しくなって それでも 日昼は晴れて 暖かい陽の光に恵まれました この週末は オートバイの 大きなエンジン音が響きました 久しぶりに訪れた秋の行楽シズーン お天気に恵まれたし お仲間同士 山道を走りに 出掛けた帰りなのでしょうか 遠くで…

あなたへの手紙✨ピンク色のジャム

秋ですね…。 一年中スーパーの棚に並んで 見かけないことは無い 林檎たち ですが 紅玉は この季節だけの楽しみです そろそろ有るかもしれない…。と 果物の棚を覗いたら (*^-^*) 真っ赤な紅玉の姿を見つけました 他の林檎に比べると 小ぶりではありますが し…

あなたへの手紙✨大草原の小さな家

十年一昔…。そうなると もうずっと ずっと大昔のこと 《大草原の小さな家》という番組を 観ていた幼なかった頃 テレビの画面の中には セピア色の世界が広がっていました 物語は アメリカの開拓民の一家が 大自然の驚異に晒される姿や 先住民との難しい関わり…

あなたへの手紙✨大きな声で…。

青空に白い雲の踊る 秋晴れの空が広がって やはり 朝夕冷えてきました お元気ですか…? 空気がグンと冷たくて 雨戸を閉めるようになってから 一つ習慣が 増えました まだ3日目なので 三日坊主 ではありますが…。 早めの夕食を済ませてしまうと テレビの画面…

あなたへの手紙✨寿命

急に訪れた 朝の寒さに 『今年の紅葉は綺麗かもしれない…。』 そう独り呟いて (*^-^*)独り言が多くなったことに フフフッと笑ってしまいます 今日は 久しぶりに 乾いた風が吹き抜けていくから 途中になった 衣替えの続きです 暖かい秋冬物を箪笥に並べて 完…

あなたへの手紙✨飛んでいく心

朝方 大きな雨音が響いて ぼんやりとした頭の中で 『夕べ聞いた天気予報通り。』だと 合点して 微睡みの中で過ごします 大きな雨音が『起きて』と 言っているみたいに騒がしくて 仕方なく 雨戸を開けに外へ出て その時ばかりは雨音が静かになって ちょっと得…

あなたへの手紙✨遠くを眺めて

最近 真っ青な空に なかなか出逢えません 山の端から生まれた大きな雲が くっつき合って 青空を覆ってしまうから 青空に白い雲の泳ぐ空が 大好きだから…。 ちょっと残念な気持ちになります そんな風に 空ばかりではないけれど 大好き…に 会えないことが増え…

あなたへの手紙✨忘却

過去の出来事は 心の持ち方で 消してしまいたくなったり なければならないと思ったり 同じことなのに 時により 違ったことを思います 過ぎたことを 心の内から 消してしまうことはできないから 浮き上がる記憶は 色を変え その時々に語りかけてきて 様々な想…

あなたへの手紙✨選択

久しぶりに やっとお日様が出て 爽やかな一日 少し冷たくなった秋風に吹かれて ふと 身の回りに心を寄せます 心地よいものが身近にあると 目にするだけでホッとして 何ともいえぬ安らぎに包まれます 反対に ごちゃごちゃしていると 落ち着かなかったりして……

あなたへの手紙✨秋深し

秋雨の音が響いて 思わず本から目を離し 滲んだ外の景色を眺めてみます 雨に濡れた 山茶花の花 まだ 色付く程ではない 黄色味を帯びていく草木の色や 冷たい空気に 一年の終わりが近付いて来たことを 感じる頃となりました 今年 出雲大社で毎年行われる 神在…

あなたへの手紙✨感情

百合科のホトトギスの花が 庭の片隅に咲きだして ホトトギスの花言葉を思い出す 『永遠にあなたのもの』 『秘めたる意志』 夏の終わりから晩秋にかけ ひたむきに咲き続ける姿から こうした花言葉になったのだとか…。 花名の由来は 鳥の不如帰の胸の模様に似…

あなたへの手紙✨一欠片

ある日 目が覚めたら 今迄と全く違う世界に居るような 気がすることが 時々あります 酷く体調を崩した後や 苦しいと感じる体験をした後 初めて行った場所から帰った後 理由が全く思い当たらない…。 そんな時 『あら…?』と 思うことがあるのです それは 物語…