2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
枯れ草の音がして いつもの風音とはちょっと違う 生き物の気配を感じて 霜が溶けた 冷たい庭を 静かに眺めてみると 『・・・いました いました』 テンなのかイタチなのか 鼻筋は白くありません 以前遊びにきた日本穴熊や タヌキよりも一回り小さくて 明るい…
人の姿というのは 一般的に 肉体を指すのでしょう 年齢や大きさ 筋肉の付き方 好みこそあれ醜美など あらゆることが含まれた 一人の個体を形造る 一塊の命の結晶 その姿は唯一で その人生を経験するのは その人でしかないのだと 今更ながら思います そして …
空気が白くなって雨が落ちてくると 鮮やかだった自然がシンとして 静かになるようで それだけでも これからの季節の雨は なんとなく もの悲しさが漂って 否応なく次の季節へ 急かされているみたいな気になって 暖かいものを用意したくなる 食事も それから …
今は昔…。 そうして始まる 昔話の中に ジブリの映画でも題材となった 《かぐや姫》の物語 多くの人が一度は 聞いたり 読んだり 触れたことがあるであろう 有名な物語です 『あるところに 竹取りを仕事にする お爺さんがお婆さんと住んでいました お爺さんが…
赤・黄・茶・緑…。 その日その日で 主役に見える色は違います 今日は赤 それも黒を帯びた 楓の赤です 冷たくなった大気に応えるように 紅葉は進み そして風に揺れ 役目を終えた葉が落ちていきます 昨日の満ちた月が見せた 皆既月食も 一時も留まらぬ 時の移…
雪虫がちらほら飛び始め 寒さが増して 冬が近いと感じます 〔雪虫〕を調べると…カメムシ科 そして アブラムシの仲間?らしい 小さな体が白く ふわふわと飛んでいる姿は 風花のようです 今日は満月 十分に満たされたものを 手放すには良い時期です 今日の満月…
薄雲がいつしか広がって 空を覆ってしまいます 曇り空の 寒い日になりました 霜月も後十日余り このくらいの寒い日が 例年並み なのだそう お元気ですか…? ・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・ 暮らしの中で ほんの小さな刺のように 何か不都合があったり 嫌な…
雲の間に間に隠れていても 明るく 穏やかに輝く月 墨のような雲は 月の周りだけほんのりと彩りを纏い 浮かび上がって 束の間 滲んだ月光を映します あっという間に 黒雲に覆われて もう月の居所は 分からなくなるのです 見えないけれど 在るのです 月も 星も…
ひんやりとした朝の空気に 体がキュット固まります そろそろと 動き出して 厚手の羽織ものに手を通して ぼんやりと 夕べの空 漆黒に染まる空に浮かぶ 明るい月の光を思い出します 今月の満月は十九日 夕方十八時前くらいでしょうか 部分月食も 十六時半前か…
暮らしの中で 祝福を分かち合ったのは どんな時でしょうか? この世界に産声をあげ 生まれた時? それとも 初めて立って 歩いた時…? いえいえ 運命の人に廻り合い 永遠の愛を誓った時…? 命を繋ぐ子供たちの 微笑みに 出逢えた時? ・・・ 人類が初めて月に…
晴れて 乾いた 冷たい空気に包まれた朝 いつものように歌ってみたら 掠れた声で笑ってしまう 声は 思ったような音を刻めず 呆れるほど調べを外れて 『あらあら…。』 今日は喉もお休み…。 天気予報を報せる時の 温度予報は都会用 だったりして 暖かいのも ひ…
今朝の空気はひんやりと冷たくて この感じ…好きみたいです 時々吹き込んで 流れゆく風が なんだかとても 優しくて 嬉しくなって 振り向いただけなのに 小鳥たちは飛び去って 隠れてしまうようだけど 見えないけれど 声がして 見えないけれど 其処にいて なん…
秋も深まった寒い夜 消防車が夜回りをしてくださる 季節になりました そう言えば 実家の父の友人が 昔々 火難避けの守りとして 短冊をくださったことがありました 火難避けということなので ガス台の脇に貼っていましたが 十二月十二日…。 ふと思い出して調…
雲一つない真っ青な空 残り少ない秋の日が 穏やかに続きます 霜月になって 一休みだった 朝晩の寒さが戻ってきて 昼間の日の光が なんとも有難い今日この頃 お元気ですか? 今の内に 少しずつ 暖かい冬を過ごせるように 一番寒い日に備えて 準備して 知らぬ…
雨に洗われて清々しい空気が 波のように地上を流れて 空を見上げると 青空に白い雲 面白い雲たちが代わる代わる 現れては消えていきます 朝がきたら 夕べの春の夜みたいな靄の中 空にぼんやり輝いていた 月と星の共演も 車のキーの電池切れランプの 点灯した…
空から大粒の雨が落ちてきて 地上のものと触れ合って 大きな音が 絶えず響いて こんな日は考え事をするには 集中力がいるのだけれど 思考して 雨に気をとらわれて 気が散って また思考して その繰り返し…。 雨戸もきょうは閉めたまま 長い時を共に過ごして …
変わりやすい 秋の空 そして 暦の上では既に冬へ…。 夕べ夜半に降りだした雨が ベランダの屋根を打って 調べを奏で始めると 空気は緩み 夜の闇は賑やかになる 今年も残り 二月を切って 『だから どうなの』と 思わぬことも無いけれど まだ やり残しているこ…
♪誰かさんが誰かさんが 誰かさんが みつけた 小さい秋 小さい秋 小さい秋みつけた・・・。 楓の葉が赤く色づき始めたり 抜けるような青い空も 枯れ草の上を風が渡ると かさこそと音がするのも 皆 小さい秋みつけた…です あなたも あなたの周りの 小さい秋 見…
晴れた穏やかな日が続きます 放りっぱなしの庭には 何種もの鳥がきて賑やかです 風は随分冷たいのに お日様の光が大地を暖めて 彼方此方がキラキラして 心が軽くなるような気がします お元気ですか? 旗日…昔は祝日に国旗を 掲げたから…なのでしょう 国民の…
大切なことは きっとそれほど 多くはないかもしれません 願うことは人によって各々ですが 我が身や家族の健康を 一番に あげる人は多いでしょう 元気でいたら何とかなる…。 最近見聞きすることが多い 電気もガスも 水道もひかず 手作りの家で自給自足して 子…
家の扉 部屋の扉 心の扉etc. どの扉でも 閉じていたら トントントンと音がして 『すみません』とか『あの~』とか 『ごめんください』なんて 時々 声が 聞こえてくるかもしれないのです その声や音に 応えて 返事をするなら 顔を出すなら 言葉を交わすなら …
在るものを 確かにするなら 疑わないこと 日々思い続けること そして無かったことにしないで 大切に扱うこと 嘘をつかないこと 在る…と言うことを 自覚すること…etc. 確かさは 普通の日常の中では 余り大切にされることはない 色濃い 活き活きした 暮らしが…