今は昔…。
そうして始まる 昔話の中に
ジブリの映画でも題材となった
《かぐや姫》の物語
多くの人が一度は
聞いたり 読んだり
触れたことがあるであろう
有名な物語です
『あるところに 竹取りを仕事にする
お爺さんがお婆さんと住んでいました
お爺さんがいつものように
竹林で仕事をしていると
一本の竹の根本が光っています
光る竹を切ってみると 中には
女の赤ちゃんがいたのです
お爺さんとお婆さんには子供が
無かったので お爺さんは大喜びで
家に連れて帰りました
その女の子は《かぐや姫》と
名付けられ
お爺さんとお婆さんに大切にされ
すくすくと育っていきました
そして輝くような美しい
女の子へと成長していきました
・・・。』
と 言うお話ですが
ご存知のように
物語の最後には かぐや姫が
月へ帰ってしまうのです
・・・宇宙から来た高貴なお姫様
遥か昔に書かれた『今は昔…の中』
描かれている不思議を感じて
ドラマチックな満月の夜だから
かぐや姫に想いを馳せて
月も星も 宇宙が近かったのは
昔の方なのかもしれないなんて
思ったりして…。
重い肉体を乗せても飛べる
ロケットが 容易く人々を
宇宙へと運ぶのは
それほど遠い日ではないのでしょう
遥か昔の物語 かぐや姫が
雲に乗ったり 宙を進む絵姿が
まるで当然のことのように
描かれた昔話
いつか宇宙へ行ったら
そんなかぐや姫にも
会えるのでしょうか…。
寒い日に薄日がさしてきた
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
