あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙✨祭りの後

 


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暮らしの中で

祝福を分かち合ったのは 

どんな時でしょうか?

 

この世界に産声をあげ

生まれた時?

 

それとも  初めて立って

歩いた時…?

 

いえいえ  運命の人に廻り合い

永遠の愛を誓った時…?

 

命を繋ぐ子供たちの

微笑みに  出逢えた時?

 

・・・

人類が初めて月に立った時?

 

それとも  地球温暖化

明らかに回復したと知った時?

 

いろいろな喜び事はあるけれど

日々  理由は山のように有りすぎて

 

《何》と決めてしまったら

誰もが  同じには

祝えなくなるのです

 

だから《何に》でなく 

全てに感謝して 

祝福を分かち合うのなら…。

 

そんな大きな機会が

《祭り》

なのかもしれません

 

神様は

宗教によって  

いろいろだけれど

 

八百万の神々が

絶えず守ってくださる

この国では  

 

お日様にも  風にも雨にも

雷にも  名がついて

 

山にも湖  海原にも

火にも水にも  病(を癒す)にも

 

石にも  土にも草木にも 

田畑や土地や  季節etc.にだって

 

あらゆるものにも

神が宿ると信じているから

(天の使いが側にいる時には

    眠くなるのだとか…。)

 

その存在を  人が『在る』

そう覚えた瞬間から

在るものと

なっていくというのです

 

人々は  祭りや

神社仏閣への詣でによって

 

目に写らない  心の目を

よくよく開かないと

感じない

 

神々や  人ではないものの存在を

身に近く 強く

感じられるのかもしれません

 

同じ気持ちの人が集うなら

高揚し  喜びはぐんぐん増して

 

いつもよりワクワクして

ドキドキして  熱くなって 

 

憂さを晴らしたり 

新鮮な軽やかさを受けとったり

何より  生きる力を

思い出すのかもしれません

 

くぐもった声や  俯いた顔も

前を向いて  大声で

『おめでとうございます』

『ありがとうございます』

そう  言い合えたら

 

そんな祭りが  静かに 

彼方此方で開かれていく

秋の日も

もうすぐ終わっていくけれど

 

後少し  実りを讃え感謝する

秋祭りの  厳かで美しい日々が

大地の上で開かれていきます

 

 

忙しない日常に  ふと立ち止まり

恵まれた日々の幸いに  感謝して  

祭りに心暖めて貰ったら

これから寒い冬がやってきます

 

・・・もしかして 

大切なのは

祭りの後 …?

 

人々が祭りに沸き立って

心踊った

後なのかもしれません

 

祭りの高揚と輝きは

熱も  振動も

日常とは大きく違うから

終わった後は

ギアを  シフトチェンジして

 

神楽も囃子も鳴り終えた

祭りの後の片付けと共に

心も始末して  整えて

 

祭りで貰った大きなエネルギーを

上手く腹の中に納め  蓄えて

 

次に来る  祭りの日まで  

力を尽くせたら

新しい風が

やってくるかもしれません

 

祭りの後や

大きな出来事が終わった後は

必ず  新しい始まりを迎えます

 

誰も気付かなくても

変わり初めていくのです

 

心の中で覚えることは

現れていくのだから

 

祭りに行かれないことを

嘆かなくても  大丈夫

 

思えば通ず

 

あらゆることに  感謝して

今日  在ることに感謝して

 

心は洗われて

新しい始まりを迎えられます

 

瞼を閉じて

ふるさとの祭を思い出して

 

そっと  心の中で感謝して

嬉しい気持ち  楽しい気持ちを

思い出すだけ

 

今日も何処かの祭りから

清んだ冷たい風が

渡ってくるかもしれません

 

秋の深まる  この世界の片隅で

あなたの幸せをお祈りします

mary