夢の中で美しい月の出ている空をかけていたのです。
今日はお月見。
祖母が縁側に小さな机を出して、薄を活け、月見団子を飾っていた遠い日の記憶。
もう随分長いこと忘れていました。
受け継ぐことのできなかったことです。
良い事なのに
どうして繋がっていかないのだろう。
と、思います
跡形もなく消え去っていく美しい時間です。
いつか爽やかな風のように
去る日が来るのだと思っていても
亡き祖母が寂しく思っているようで
切なさを感じます。
置いてきた物が沢山あります。
まだ私の中にある記憶。
それは、
とても懐かしく温かいものです。
その欠片を集めたら
過去たちは
今よりもっと輝くかもしれません。
未来の糧となるのでしょう。
さて、外は曇り空
今夜はお月見ができるでしょうか…。
遠い空の下、
あなたの心が平和でありますように。
mary