約束は午後2時頃です。
早めに着いて知らない街を散策します。
有名な大きな神社へ
ご挨拶しにお参りします。
時間に余裕が有ったので
観光するところを売店の人に聞きました。
首を傾げながら
特に観光する有名なところは無いですね…。
隣の席のお客さんにも聞いてくれて
❔❔❔
あんまり無いかな~💦
たっぷり時間が余ってしまう。
どうしたらいいかしら…。
そう思いながら
お茶と浄め餅をいただいて
暫く考えて居ると
「何処行くか決まりました❔」
声のする方を見ると
さっきのお客さん。
優しそうな男の子でした。
遠くに行くと約束に間に合わない
程々の距離に
観音寺があると教えてくれました。
それならば…。
と、大きな荷物を持って立ち上がると
「送りましょうか?」
なんと有難いお申し出です。
お言葉に甘えて
車で2駅程の距離を送って頂きました。
ご親切に感謝します。
他愛のない話をして
旅先の心細さを忘れさせてくれました。
半年前のあの時は
何のお礼もできなく
「ありがとう。」
しか言えませんでした。
この空の下にいる
親切なお兄さん。
心の中で“ありがとう”と呟きます。
そして、
幸せなことを祈ります。
mary