あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙✨哀は愛へ



f:id:hinatamary1113:20190202224026j:image

時には…。

哀しみが  襲ってきたら

他のことで紛らわすことはできません。

 

大切だったものからの手紙のように

哀しみは  沢山のことを告げていきます。

 

避けないで  逃げないで

哀しみの中に  ほんの少しだけ沈んでいきます。

 

そこには  沢山の自分がいて

いろいろなことを語ります。

 

『そうなんだね』『なるほど…。』なんて

そんな風に  少し離れて耳を傾けていきます。

 

涙が溢れて  過去が甦って

暗い気持ちになったとしても

味わうことが大事なのです。

 

そのうち  涙が乾くころ

哀しみの湖から霊(たましい)が浮き上がり

光を感じられるようになっていきます。

 

 

・・・大切な存在と

死別したり  生きている世界にいても

離れることになったら

去られたものには  哀しみや喪失が訪れます。

 

それは

他のものが推し量れるものではないのです。

 

周りの誰も  そして本人も知る由もない

大きな大きな深い淵が有るだけです。

 

哀しみや苦しみや痛み 

そして絶望がやって来たら

膝を抱え  頭を抱えて

胸の痛みを抱きしめるしか

できないのかもしれません。

 

それでも 

そこでしか  感じることのできない

行き着く岸辺があるような気がします。

 

・・・突然  愛を知るような…。

 

それは  人からではない

森羅万象から受けとるような

言葉では説明のできない…。

愛と言う大きなギフトを

受け取ることがあるのだと思うのです。

 

その時  その場を味わうことで

知っていく思いです。

 

たぶん通り過ぎてしまったら

戻って感じることはできない…。

そんな特別なことなのです。

 

深い哀しみを味わうことは

深い愛を知ることと同じような気がします。

 

哀しみは哀しいまま  味わうのがいい。

 

悦びは  悦びとしてそのまま味わうのがいい。

そんなことを感じます。

 

誰かに遠慮して  半分しか喜ばなかったら

それは自分の人生に 

済まないような気がするのです。

 

何かに任せて 

自分が味わえなかった哀しみは

いつか別のものとしてやって来て

大きな穴を見せつけていく…。

そんな風に感じるのです。

 

感じないほどの感情ならば

それまでのことです。

 

感じたのに  隠したり

放りっぱなしにしていたら

この先の  人生の何処かで

得体のしれない形で現れて来るようで

なんだかわからなくなるのが怖いのです。

 

 

時には喜怒哀楽を噛み締めて

味わってみるのも 

生きているからだと思いませんか?

 

流した涙で  ゆっくり回復する

そんな時があってもいい…。

 

 

 

受け取った哀しみが

例えあなたに痛みを教えたとしても

これから あなたが送り出すものや 

創り出すのが愛であるならば 

必ず愛が戻ってきます。

 

 

時々沈んだら  涙を流して

そっと  自分に優しく

声をかけてみてください。

 

哀しむこと。

それは  とても素敵✨なレッスンです。

幸せを感じる為に用意された

大切な時間です。

 

あなたが哀しみに沈む時

希望の明かりを消してしまわないように…。

同じ空の下から

あなたの幸せをお祈りします。

mary