あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙*理由付け


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出掛ける理由

散歩に出掛ける理由は…。

では、散歩に行かない理由は…。

  • 雨が降ってきそうだから
  • 気分が悪いから
  • 足が痛いから、etc.

行きたくない理由を探します。

 

何か物事に向かう時 

理由を探すことがあります。

探して見つからないなら 

行う必要がないのかもしれません。

 

一方で理由を探す間もなく決めてしまえるなら

それは必要なことだと  心の深いところで

自分が答えを出しているのです。

 

それを《直感に従う》と言ったりします。

 

逆に  感情が無理だと反応するときには

動けなくなって心も身体も固まります。

 

だから  後から理由を探すことがあります。

 

お腹が痛くなったり  頭痛がしたり

身体が拒否反応を示すのは

理由を作って無理だと発信しているのです。

 

それは純粋で力の弱い子供達の多くに

表れる症状で

言葉にならない  叫びだと言えるでしょう。

 

最近は認知されるようになりましたが

その症状の原因に辿り着ける治療や

導きの療法は未だ確立されてはいないのが

現状ではないかと思います。

 

 

見極めが難しいことですが

一人の人間として 

誰かと信頼関係を築くことで

『自分は生きて良いのだ』

と、感じることが重要なこと…。

何より必要なことだと思います。

 

身近な親や先生には  なかなか心を開けません。

今迄関わりのある人間関係以外の

三者との繋がりを作るような試みが

好ましいと思います。

 

信頼関係を築く時間と場所を見つけることも

必要です。

 

閉鎖された人間関係の中だけに生活する

現代社会では  隣の家のおじさん、おばさんが

親身になってくれることも少なくなりました。

 

そして  兄弟姉妹が少ないので

頼れる親戚も限られてしまいます。

 

気持ちを閉じ込めている人間関係に

新しい風を入れて  違った角度からものを見て

今居る世界だけが生きる場所ではないことや

今の人間関係には無かった感覚を

知らせるだけでも  効果が有るかもしれません。

 

・・・・・

 

そう言う私も  十代に苦しんだ経験があります。

 

誰からも理解されていないと感じる孤独と

不自由な自分自身をもて余していました。 

 

体調を崩す原因はいろいろありますが、

一つには  自分を責め続けた結果でした。

それは  自己肯定感の欠如に繋がっていき

生きる力を削いでいきました。

 

そうなる前に  SOSのサインを

出して見つけてもらえたら。

そして声をかけられたら…。

 

大人になったあなたの中にも

幼い頃に通りすぎた

SOSのサインがあるかもしれない…。

 

その時には無事に通りすぎたけど

今も何かの拍子に  心に痛みを感じたら

『大丈夫?』

そう自分に声をかけてください。

そして  ある時

『もう無理』と心の声が聞こえたら

少し休んで  力を取り戻してみてください。

 

生きている

だからできることがあります。

 

あなたの今日の日に

幸せな瞬間がありますように…。

秋の曇り空の下

あなたの幸せをお祈りします。

mary