平成の時を送り
令和のときを迎えて一月が経ちます。
浮かびくる想い…。
今迄と違う 御代譲りが為されましたこと。
何ものの哀しみも伴わない
歴史的にも 稀有な
御代譲りであったと感じます。
身に依る 哀しみや痛みを
伴わないのです。
そして 黄泉へ大切な人を送る時
生きているものに課せられる
沢山の儀式や手続きが
大幅に削減されたという事実です。
物事の運びが簡素ですから
平成の天皇が退位されること
新しい令和の天皇をお迎えすること
それに尽きるのです。
憂いを生まない譲り方を
お示しあそばされ
国民はどれ程
心安くいられるかわかりません。
無事 令和の始まりを迎え
身の引き締まる想いでおります。
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《譲り渡し》
『もののけ姫』のししかみの言葉に
「最近は小物ばかりになって…。」という
一文があります。
その真意は計りかねますが
次の世代が 言葉も忘れ
叡知を無くしていく
大きな哀しみと憐れみを
語っている気がします。
現代の日本人の体は
栄養がいき渡っているせいか
大柄の人が増えました。
伸びやかな肢体に宿る
伸びやかな叡知が
心穏やかであることを祈ります。
数の計算や 生き上手になること
それとは少し異なる
心の置き所や 自らの在り方を
真に実現するようなこと。
辿り着けないもどかしさを抱えた思い。
心も体も自由に柔らかく大きく在るように
知らされることが
あるのだと感じるのです。
そうした 新しい命を
この世界に迎えて…。
子育てを終えた
私のような世代ができることは…。
ふと…考えます。
次の世代に 思いやりと愛を持って
生きている内に
どんなバトンを渡せるのか…。
答えはこれから 明らかになるのですね。
次の世代 そのまた次…。
七世代後の人々が
幸せを感じて生きる為に
何を譲り渡したらいいのでしょう…。
次に生き行くものを思いやり
其れ以上に 信頼して任せ
見守ることは容易いことではありません。
譲り そして渡すものを
惜しんではならないような気がします。
豊かで穏やかに暮らせる
この地球🌏の大地
見上げたらいつも そこにある
青空と白い雲
緑が繁り 花が咲く
自然の営みの中の生き物たち
天から雨の滴が落ちて
長く大地の奥で沈まって
いつか流れとなって
涌き出る澄んだ水
至るところを流れ渡り行く
風の伝えくる季節の香り
全ては有難い恵みです。
その全てを 渡し尽くせたら幸いです。
人も在るが侭完璧に
各々の生を 生き抜けるよう
大切に 生き終えたら幸いです。
皆 多くを語らずとも
ただ 其処に在るだけで伝わっていく…。
この世界の一部として
自分の中に愛と平和な思いを広げて
渡せますように…。
そして
令和という時代の始まりが
世界へ穏やかな光となって
染み渡りますように
あなたが幸せなことをお祈りします。
mary
