お断り
ずっと以前ですが
訪問販売（押し売り）の断り方を教えてくれる
ＲＰＧ講座に参加したことがあります。
新聞の購読を強要されて
断れずに契約をしてしまった経験から
《断り方》を知るために講座に行ったのです。
クーリングオフなど無い頃でしたが
その時は まだ隣の力強い味方が
契約の解除がしてくれて難を逃れました。
さて・・・
～断ることを初めからできる人はいません。
それは日本に生まれ育って倣ってきた習慣や
人を思いやったり 相手の身になって考えることが
身に付いているので仕方がないのです。～
だから 小さなことから練習しましょう。
ex１）
『お願い。直ぐに返すからお金貸して』
知人から言われたら・・・。
あなたはどうしますか？
感情は…困ったな。どうしよう。同情や憐れみを持つかもしれません。それとも怒り？
よくぞ頼ってくれました。そんなことを思うかもしれません。
では、冷静に…頭の中ではシンプルに
貸す？貸さない？と考えます。
＊貸す→返斉されなくていいつもりで貸す。
厳しい取り立てをする覚悟をする。
＊貸さない→断る。
（何て言えばいい？）
練習しましょう。
断るのが苦手なのは慣れないからです。
言葉を覚えて 何度か言ってみることから
始めてみます。
注『私も余裕ないから貸せないです』
これでは
・・・余裕ができたら貸すことになります。
貸さないと決めたなら答えが違います。
『私、お金の貸し借りはしないのです』
『これからもあなたとお付き合いしていきたいから貸せません。』
『お貸しすることはできません。』
幾つか用意しておきます。
相手はまた『そんなこと言わないで お願い。』
そう言われて あなたは次にどうしますか？
『貸せません』『無理です』『お貸し致しません』
本当に貸さないのなら 期待させるように
歩みよっては駄目です。
ひたすら貸さないことを伝えます。
・・・無下に断れない（前に自分が恩を受けた）
相手や 自分が貸したい相手には
何に必要なのか聞いてみます。
理由を聞いたその上で
自分が誰かに借りに行かないで済む
金額を試算したり 冷静になる為に
『考えさせて』『検討します』と言ってその時は
その人から離れてみます。
くれぐれも 《お金の切れ目は縁の切れ目》
だと言うことをお忘れなく。
断る時には謝らないことです。
断ることは悪いことではありません。
正当な主張だと思うことが大事です。
以外に
お金ならハッキリ断れるかもしれません。
では、小さなできそうなことを
もし肉親から頼まれて
断りたい時 何と言って断りますか？
『ＹＥＳ』と言って
いつもなら引き受ける筈のあなたが
『ＮＯ』と言って断るのは
とてもハードルが高いことです。
態度から始めましょう。
猫背にならないように真っ直ぐ立ちます。
深呼吸して体の力を抜いてみてください。
ニッコリ笑顔を作ってみます。
では…。 『用事が有るので手伝えません。』
そうハッキリと伝えます。
罪悪感も謝罪も 自分を責めることも同情も無く
只できないことを伝えます。
相手の人は少し驚くかもしれません。
『そんなこと言わないでお願い。』
そう言ってきたとします。
やはりあなたは、ニッコリ笑顔で
『どうしても〇〇で無理なんです。』
〇〇は理由を入れてください。
それも嘘でない本当の理由です。
- 体調が悪い
- 出掛ける
- 気持ちが進まない
- 約束がある（無かったら約束を作る）
本当のことを伝えて諦めてもらってください。
自分から最後まで譲歩しないことです。
もしその後気まずくても
言い訳したり 謝らないで
そっと離れるといいでしょう。
相手の人に あなたが断ることを認識させる。
自分も断る自分を許してあげる。
その繰り返しをしていきます。
・・・でも、全部断る必要はありません。
自分が手伝いたかったら
助けたり 力になればよいのです。
読まない新聞の購読や詐欺に出会って
しっかりハッキリ断れる
『要りません』『できません』『お断りします』
そんな言葉を言える
練習をするだけで良いのです。
少し自信が持てませんか？
あなたが自分のことを守れますように。
遠くから あなたの幸せをお祈りします。
mary
