あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙✨和合


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出逢って  一緒にいて

気が合った。

そんな気がして…。

嬉しくなります。

 

・・・でも  必ずしも互いを理解した…。

ということにはならないだろうと思います。

 

解ったような気になったのは出逢った人の

ほんの一部に過ぎないのだから…。

解ったようだったけれど 

本当のところは解らない。

 

我慢したり  押さえているような

そんな人は沢山います。

 

 

それに  誰しも人は同じ時はないのです。

だからいつも  違ったところを見いだして

その度に

知り合っていくものだろうと思います。

 

例えば  素晴らしい文章や絵の作品を見て

〇〇の作品だと作者の名が思い浮かびます。

その作品を含む幾つもの作品達は

作者自身です。

けれど一つ一つの作品は

どれも違った側面を現した

作者自身なのだと

眺める必要があるのだと思うのです。

 

時代も作風も違っていきます。

そして生きて暮らす作者もまた その人格の

一部であり  全てなのだろうと思うのです。

 

一人の人と関わるのは 

本当に奥深く興味深いことです。

 

 

どんな距離を保っていれば  何十年の歳月

常に相手への興味を失わずにいられるのか…。

 

互いに年老いて体が不自由になってからの

本当の意味での労り合いや

思い合う学びの時間が持てるのは幸いです。

 

私の人生には

約束していなかったことだから

知らぬままです。

 

 

ただ  私が変化して 

人との関わりが面白く

興味深いものになったから

また異なる人との交友が

豊かになっていくのだろう。

そう楽しみになるのです。

 

人は変わりゆくものだから  それがいい。

人はわからないものだから  それがいい。

 

そう気楽に  拘り無く

知り合っていかれるのならば

これからの人間関係は美しいと思います。

 

知った気になったり  わかるだろうと安易に

自分を強要することがないように…。

 

何を自分のこととして語ろうと

それは私のほんの一部に過ぎないのだから

何も恐れずに有りの侭ありたいのです。

 

死が訪れるその瞬間まで  自分で在りたい。

生き抜けたら本望であるのだと思います。

そこに人欠片でも関わり合ってくれる人を

ただ有り難く  ただ愛したいと思います。

 

人と人がただ触れ合って磨き合い

助け合って  愛し合い  喜びを共にして

哀しみに寄り添うなら 

古に現れた世界のように

愛に包まれる世界が現れると信じます。

 

春には春の空があり  その中にあることに

感謝して一日を過ごします。 

 

あなたが誰かを見つけたら

少しずつ知り合えますように…。

あなたの幸せをお祈りします。

mary