雨上がりの 晴れ渡る朝
太陽に照らされて
木々の枝や草の上の 星に似た煌きが
『こんな日が来るのだ』と
少し意外な感じをもってやってくる
穏やかで 静かな時間
過去の大きな
哀しみや喪失が在った日の
ずっと先
その 未来に生きている者で在ること
それを自覚させる為
夕べの満月も
今朝の雫の煌めきも
胸が苦しくなるほど 美しい姿をして
目の前に現れるのかもしれない
別の世界に居るような感覚
あの日を
毎年 同じ日を迎える度に
呼び戻された記憶は
大きな感情を 呼び起こし
暫くは留まって 様々な変化を
確認していく
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確実に時は流れ
人は年を取り 街は姿を変えていき
過去の形も変化していく
事実は何も 変わらないのだけれど…。
そうして 今の中に
全てが流れ込んで
雨上がりの雫は
今 目の前で輝いて
あっという間に 過去へと消えていく
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伝えることを心の内に 考えている間に
時は流れて 行ってしまう
周りの世界は 時と共に移動して
取り残されてしまったように
思うようなことばかり
置いてきぼりの言葉たち
けれど 何もかも
自分の外へ出してしまってはならないと
そんな想いが湧いてきて
・・・安堵する
口から出るもの
文字に触れるもの
etc.の全て
私自身になっていくこと
そして
大きな世界の一部となっていくこと
それを
忘れてはならないのだから
大切なものを 大切と
想うこと
大切に想うものを 大切に
すること
今在るもの全て 大切なものだと
気付くこと
みんな 大切なのだと
忘れないこと
自分として
あの日の未来に在ることは
当たり前ではないのだから
この世界の 美しいものに
心を注ぎ
平穏な この世界に在る姿を
想いながら
同じ空の下
あなたの幸せを お祈りします
mary
