生きてきたことが
不思議に思える時があります
・・・そんな時には
大抵 良いことが
心一杯に広がっている時です
良いことは
その時その時で違うのですが
竹内まりあさんの『いのちの歌』の
歌詞にあるように
ささやかすぎる日々の中の
ほんの一瞬の喜びに似ています
例えば
体調を崩していた家族が回復した姿に
良い思い出だけが浮かぶ時
庭にふきのとうが芽を出して
今年も春が訪れた時
それから
多くの人が十年の時を振り返り
いのちの大切さに想いを傾ける姿に
あの日の出来事が残していった
大切な何かを見た時
同じ場所にまだ小さな
水仙のつぼみを見つけた時
…etc.
それ等が心に流れ込んできて
ごちゃ混ぜになるけれど
今日の日の
春の暖かさにも負けないくらい
暖かさで 心は満たされていきます
その時に自分が生きていて
其処にいたから知らされること…。
この時にたどり着かなければ
今 経験した
全ては見つから無いのです
無事に
今年の春が始まっていきます
それは いつもの年とは違うけれど
命があることの大切さを知らせてくれて
満たされていくようで
不思議な想いが浮かぶのです
・・・・・・・・・・・・・・・・・
満たされた心には
どんなことが起きるのでしょう
周りにある世界が
美しいものに見えてくる
心の中に 魔法の目が開くような感じ
ゆったりと大地に根を張って
嵐があっても飛ばされない感じ
今の中に
全ては整っていて
安心したりする感じなのかもしれません
どんな時にも
満たされた世界なら
不足を嘆くことはないかもしれません
不安に押し流されてしまうことも
ないのかもしれない…そう
想わせてくれるようで
満たされるものを探します
満たされるものへ想いを向けます
それは たぶん
人によって 時によって違うのです
あなたの満たされるもの
わたしの満たされるもの
満たされるものを
心の中
一杯に
見て 聴いて 触って 嗅いで 味わって
生きていることの不思議に
感動して…。
そうして
心の中に開いた 魔法の目で
周りの世界を見て
導かれたような今日の日に
出逢えた全て
それは 生きてきたから見つかった
恵みなのかもしれません
いつの日も
満たされる時の続きでありますように
この世界の片隅で
あなたの幸せをお祈りします
mary
