あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙・一欠片から

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幾つかの家族を経験して

その中にある絆の深さ、

各々の形の違いを感じます。

 

それは古の記憶を刻んだ

DNAに因るものなのか、

それとも、

一族として育まれた形態なのか

ひとりひとりの中に芽生えるものを

感じます。

 

一つの集合体として存在する時も

ひとりとして存在する時も

違いや似通ったものを見つけます。

 

大勢の人が集まるところで

居心地の悪さを経験するとき。

それは、

別に意地悪をされたり

無視されたのではなく

ただ

そこが自分の居心地の良い場所ではない

そこに居る人々と違っている。

と言うことを感じます。

または、

みんなが少しずつ居心地が悪くて

それを敏感にすくいとってしまった。

と、言うこともあるでしょうか。

 

それも非常に流動的で

個人の意図を含みながら

変化しているのだと感じます。

 

 

周りに居るこんな人

 

ありのままで居ることで

自分にも周囲にも誠実にあろうとする人。

 

自分の役割をもてあまし

依存しなければいられない人。

 

人の力になるべく懸命に働きかけ

干渉し、自分の信じることに力を尽くし

周りにも同じように求める人。

 

他への干渉、又は批評、判断を好み

他者への束縛を好む人。

 

人と距離を置いて

自分と自分の大切な者を育てる人。

 

いろいろな人に出逢います。

その周りに居る人は多少の違いこそあれ

似通ったところを持っています。

 

個人を中心にして波紋のように

生き方や表現の仕方が広がります。

その波紋の内側に居る人々は

一つの集合体に見えるのです。

 

その集合体の一欠片であることを自覚すると

波紋の始まりの自分。

誰かの波紋が伝わる自分。

どこかの集合体の内側の自分。

そんな在り方が見えてきます。

 

家族、友人、職場、学校、サークル

その大きな集合に

小さな集合に

自分という広がりが伝わっていきます。

 

此処から始まる穏やかな波が

あなたにも伝わることを願います。

 

活きいきとしたあなたからの波が

安らぎと共に有ることを

心からお祈りします。

 

 

 mary