長い時を生きる流れ
医療技術の進化によって
人生百年の時代になりました。
信長の辞世の句に
《人生五十年》と吟われたのは
余りにも有名なお話ですが
その倍を生きるのは いささか長い気もします。
周りを見回すと 身近にも
百歳近い年齢の人たちが
元気に暮らしておられます。
それからすると 私はまだまだひょっこ。
そして ほんの短い時間
同じ空間を生きたことで
人を愛し 愛されることを学び
誰かを 守りたいと感じられる時間を
生きることが許されました。
それは大きな恵みなのだ…と感じています。
そして 今は目には映らない大きな力で
守られていることを感じます✨
毎日起こる 一つ一つの出来事は
短い小さいことです。
けれど この２０１８年の一日一日の日々
沢山の出来事と人々との出逢いが重なって
ずいぶん長い 分厚い時間を
この世界で生きて来たような気がします。
道をすれ違う程の縁の人。
電車やバス 劇場やイベントで
隣の席に座るだけの縁の人。
一度でも瞳を見て話しをした人。
何度もテーブルを囲んで食事をした人。
血を分けた繋がりの有る人。
etc.も
その全てが 縁有る人で
出逢う筈の人なのでした。
出逢う人の過去に何があって
どんな生い立ちで 何処に暮らしているかetc.
それは 今は余り重要ではありません。
今 出逢ったことだけを
今 感じているのです。
出逢ったことを悦びとして
心を重ねて生きてみようと思っています。
それは 例えば流れる音楽のように
現れる出逢いが
メロディーの一つ一つの音符となって
私の内に流れていきます。
きっと出逢った人の内側にも流れていると
思います。
その時が全てです。
それは悦び。
それは光✨
もう二度と 重なることが無いかもしれない。
心掛けるのは…。
我が身が 小さな生きものとして
この世界に 生きていることを
自分で愛しく思い続けられるように
ただ静かに 心の平和を祈ることです。
そして 巡り会う人と心を重ねます。
出逢えた人と手を繋ぎます。
輪郭が薄まった私は
人との距離感が曖昧で
初めて会った人は驚くことがあるでしょう。
手を握り ハグをせずには居られなくなる。
そんな人に出逢ってしまうのです。
（誰でもではありません）
直向きに生きることが
ただ愛しくて 境が溶けていきます。
生きることが難しいのが伝わって
苦しくなるから
抱き締めてしまうのです。
そんな私の今までの人生にも
何度か 抱き締められることがありました。
その衝撃が
この世界に繋ぎ止めてくれました。
両親でも 肉親でも無い人が
苦しい一瞬を抱き締めてくれた
そんな人が居たのです。
そんなことがあるのです。
そして、その日からの時間が育んだ私です。
私が誰であるかは あまり重要ではありません。
以前 私が抱き締められた時のように
誰かの肉体や心の置き場や霊（たましい）が
生死の境に在るような時
ただ その瞬間に居られたら
それだけでいいのかもしれません。
困難な日常の暮らしの中に
希望の光が見つかりますように。
手の温もり 抱き締められた衝撃が
明日の命に繋がりますように…。
そんなことを思うのです。
そして
あなたの幸せを そっとお祈りいたします✨
mary
