講談
昨年の後半に 今まで縁の無かった
講談の世界に出逢いました。
初めて触れる生の講談は
早いテンポで 韻を踏んで語られる
言葉が凝縮されたリズム音楽のようです。
耳を澄まして 集中しないと
内容が解らなくなってしまいます。
集中して聞き入ると
ユーモア溢れる表現や
登場人物の台詞の面白さに
思わず吹き出してしまいます。
テンポよく語られる
言葉遊びがあったりして
『おみごと』と感心します。
お話の山場になると
ほっこりと暖かくなるような
じんわり涙が滲むような
心の奥を揺さぶられる場面へと誘われます。
面白い❗
そんなご縁から…。
田辺鶴瑛さんが主演された
『介護講談』
と言う映画の自主上映会に出掛けました。
内容は ネタバレしては勿体ないので
観てのお楽しみ…。
種を明かせないのが残念です。
ちょっとだけ…。
ご紹介。
講談されている田辺鶴瑛さんのお姿
介護されている日常のお姿
そして、認知症を伴い 寝たきりになった
鶴瑛さんのご主人のお父様のお姿が
有りの侭スクリーンに写し出されています。
人の死は 皆、違う形で訪れるものですが
この映画を観ることで
今正に 孤独な介護をしている人が
何かに助けを求められる
きっかけになるのだったら素敵です。
全く違った角度から
介護を考えることができるかもしれません。
今はまだ 介護のことが想像すらできない
そんな境遇の人にこそ 今のうちに
見て 知って 想像する
そんな ヒントをくれるような気がしました。
見てからの 感想は各々だと思いますが
この映画を 自分の住む地域 職場
身近な人に 是非知って欲しいと思います。
必ず訪れる 人の最期の一つの在り方を
見せて貰える稀有な機会を
どうぞ 是非掴んでください。
あなたの大切な人とあなたが
幸せでありますように。
お祈りします。
mary
