あなたへの手紙・日向真理愛

未完成の人生を生きる私が「あなたに会えてよかった。」そう手紙を書きます。

あなたへの手紙✨過去が蘇ることで

    
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思い出そうとして?

いいえ…そうではなくて

 

過去の日の記憶が  フッと

浮かび上がる瞬間

 

過去の世界に

意識が運ばれていきます

 

そんな時

どうしても

過去の日に  自分が行った出来事を

悔やんで  変えたくなるのです

 

例えば  それは

大切な人と過ごした時間に起きたこと

 

他愛ないことなのに

同意しなかったから

心がすれ違ってしまったこと

 

もし 時間だけを戻すことができたら

 

今ならきっと頷いて

楽しく時間を過ごしていたのに

 

そんなことを思ったりして…。

 

何度も何度も 

そんな場面が

上手くいかなかった…。と 

浮び上がってくるのです

 

繰り返す過去の日の結末

 

そして  気付いたことがあるのです

 

『あの時は  それが最善』

それしかなかった

 

あの時は

可愛い人ではなかったけれど

 

あの日の精一杯だったこと

 

その日行った全てから

学んだことを  学ぶ為に

ここに  生まれて来たのだった…だとしたら

 

生かされて

気付くことができた  

 

そんな  今に居られることは 

祝福でしかない

 

そんな風に思う時

頷けない自分も

悔やんだ時間も 

みんな必要だったのだ  と…。 

 

思い出は  美し過ぎる…?

そんなことは無いのだけれど

だからと言って

思い出す度に

傷付いて  血を流すことは

 

もう  無いのです

 

勿論  過去には戻れないから

やり直すことはできないのです

 

ただ  過去の日を

『そのままで』

そう  気付く為に 

記憶が何度も何度も

蘇って来てくれたのなら

 

過去とは 

なんと  慈悲深いものなのでしょう

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

悔やんでいた場面の中で

一つ一つ冷静に寄り添って

見つけたものは 

十分に満たされていきます

 

無視したり

無かったことにしなければ

 

過去の記憶から  大きな贈り物を

受け取ることになるのでしょう

 

一度では  分からなかった

二度目からは   溺れそうで

何度も何度も繰り返し味わって

 

過去を思い出した時にしか

感じられない

過去の出来事から知らされること

 

生きているって

本当に素敵なことです

 

過去に別れを告げるのは

簡単ではありません

 

でも  それは

今に生きるのには 

不可欠なことなのでした

 

目の前に広がる春の景色は

今  此所にある世界です

 

あなたの見ている春の日に

あなたが幸せに笑っていますように…。

 

同じ空を見上げて

あなたと

あなたの大切な人が

安全で  幸せを感じていますように…。

 

あなたの居る  同じ星の片隅から 

お祈りしています

mary